役員活動開始したとたんに鳴りやまないグループLINE
息子が通っていた幼稚園は、地域では役員の仕事が多いことで有名でした。私は息子が年長のときにクジに当たってしまい、仕方なく本部の書記をすることに。
一方、その年の役員会長は「役員改革をする!」とやる気満々で立候補。初めて本部メンバーが集まったときに「共働きが増えているのに、仕事量が多い今の役員は時代に合っていません。私は役員活動を縮小化するため会長になりました!」と、役員会長は固い決意を発表したのです。
そして本格的に始まる役員活動。そのとたん、鳴りやまないグループLINE……。原因は役員会長です。高い志でやりたいことがたくさんあるのでしょう。グループLINEに仕事の依頼や相談、進捗状況の報告をガンガン入れてくるのです。
「それって本当に今必要ですか?」と返信すると……
何かを大きく変えるのは大変なこと。仕事量が増えるのは仕方がないかもしれません。しかし「本日中に昨年度までの仕事内容を各自チェックし、内容を送ってください」という指示には驚きました。なぜ今日中なのか……。
1年分の仕事を振り返って報告するのは、とても大変な作業です。しかも、分担している仕事を役員会長がすべて把握する必要性があるとは思えません。私は「それって本当に今必要ですか?」と返信しました。なお、他のメンバーは既読スルーです。
すると、役員会長から怒涛の反論LINEがきてビックリ! スマホ画面をはみ出す文章量で、スクロールしないと全文読めません。長々と書いてありましたが「なんの仕事を縮小化するか判断するために必要」という考え方のようです。
LINEでは埒が明かず直接話すと……
だとしても、当日に対応する必然性はないと思うし、役員会長が1人で全部把握、管理したがる行動にも納得できません。その点を冷静に突っ込むと「では私がやるので書類を全てください」と、逆ギレ気味の返信が……。
「いや、そういうことじゃなくて……」と思った私。LINEでは埒があかないと思い、3日後の本部役員打ち合わせのときに直接話すことにしました。皆が集まる前に、私からフレンドリーに声をかけると、役員会長は緊張した表情。私に攻撃されるとでも思ったのでしょうか。