二人目の妊活がうまくいかない
知人のAさんには、人に言いづらい悩みがありました。それは「二人目の妊活」についてです。一人目が生まれて、一年後から妊活を始めたものの、三年たった今でも授かることができずにいました。
また、一人目の妊活の時とは状況が異なるため、うかつに人に相談すれば「一人いるんだから十分でしょ? ぜいたくな悩みだよ」と言われかねません。
誰にも相談することもできず、「一人目はすぐに授かったのに」と一人で思い悩んでいました。
「同級生にしようよ」
そんな悩みにプラスして、もう一つの悩みの種はママ友のBさんでした。Bさんは同じ年の子供を持つママで、Aさん親子にベッタリです。
そんなBさんが、事あるごとにAさんにこう話してくるのです。
「早く産んで二人目を同級生にしようよ! 私はAさんが妊娠するのを待ってるんだから!」
悪気はないのでしょうが、陰ながら妊活に励んでいるAさんに対して、Bさんの発言はあまりにもデリカシーに欠けています。
これに対し「ちょっとまだ無理かな……」と濁していたAさん。しかし、それでもBさんはしつこくAさんに「兄弟がいないとかわいそうだよ」などと発言を繰り返してきます。
「私だって早く二人目がほしいのに……」Aさんはモヤモヤが止まりません。
ただ、Bさんに妊活中であることを伝えれば、口の軽いBさんはベラベラ他人に話すでしょう。AさんはBさんの言葉に、ただただ耐えるしかありませんでした。
先に妊娠したのは?
数か月後、結局Aさんより先に二人目を妊娠したBさん。「もう待てなかったよ。でもCさんも妊娠中で同級生になれそう!」と、いちいち他のママ友の妊娠まで、Aさんに報告してきたのです。この報告に、Aさんはひどく落ち込んでしまいました。
その後、Bさんとは距離を置くようにしたというAさん。事情を知らないBさんにとって、悪気はなかったのでしょうが、やっぱり無神経に感じてしまいますよね。
妊娠はとてもデリケートな話です。親しき中にも礼儀ありという言葉通り、妊娠について他人が口出しするのは絶対に避けましょう。
ftnコラムニスト:はぴまる