知り合いのいない土地での子育て
ママ友Aさんは、5年前に筆者の住む地域に引っ越してきました。
当時はお子さんが2歳になったばかりで、知り合いのいない土地での子育てが心細かったようです。
そのため、近所の支援センターや公園にでかけて、積極的にママたちに声をかけていました。
やっとできたママ友Bさん
Aさんは、公園でよく見かけるBさん親子と仲良くなります。
子どもの年齢も近く、遊具やお砂場で子ども同士が遊ぶことも増え、自然とママたちも意気投合しました。
Bさんとの出会いで「やっと安心して打ち解けられるママに出会えた〜」と喜んでいました。
自宅に招き入れたのが運の尽き
ある日、いつものようにBさん親子と公園で遊んでいるとちょうどお昼になりました。
Aさんは、Bさん親子ともっと仲良くなりたいと思い「よかったら、わが家で一緒にお昼どうですか?」と勇気をだして誘ってみました。
すると、Bさんは「えっ! いいんですか? わぁ嬉しいです!」と大喜び。
その日は、近所のパン屋で買ったサンドイッチとAさんの簡単な手料理でBさん親子とお昼を済ませました。
子どもたちもたくさん遊び、ママたちもひとしきりおしゃべりを楽しみ最高の1日になったと満足していると……。
絶対に昼時を狙って来る親子
翌日は雨だったので、Aさん親子は自宅ですごしていました。
すると、12時ごろにBさん親子が「子どもがどうしても遊びたがってるから、来ちゃいました!」と突然やってきたのです。
Aさんは、アポなしでいきなり? なんで? と思いましたが、せっかくできたママ友を失うのが怖かったので、Bさん親子を仕方なく迎え入れます。
それからというもの、Bさん親子は週3回ほど昼ごはんのときを狙ったように「遊びにきました!」と来るようになります。
そして、当たり前のように昼ごはんを食べて帰るように……。
非常識ママとは深く付き合わなくてOK
ある日、Bさんから「今日はお弁当買ってきたよー」と言われたことがありました。
あぁ今日は作らなくていいんだぁ……。と安心していると、なんとBさんは、自分たちのお弁当だけ買っていたのです。
さすがにこれには、Aさんも驚愕。
Bさんのあまりの非常識っぷりに、心底気分が悪くなり「ごめん。今日は、体調が悪いから」と追い返したんだとか。
その後、Aさんは公園に行くのをやめたり、昼時になると外出したりしてBさん親子の襲撃からなんとか逃れようとしました。
結局、Aさんが職場復帰したことで、Bさんとの縁が完全に切れました。
ママ友付き合いの中で、相手がトラブルメーカーだと気づいたときは、迷わずにすぐに縁を切るか、距離をとるようにしましょう。
それが、結果的に自分や子どもの安全を守ることになりますよ。
ftnコラムニスト:広田あや子