今人気のウルフカットとは
ウルフカットは、カットされたフォルムに特徴のあるスタイルです。
定義や今流行りのウルフカットの特徴を見ていきましょう。
- ウルフカットの定義
- 今年らしいウルフカットの特徴
- ウルフカットで作るセミロングのメリット
ウルフカットの定義
ウルフカットは、レイヤーを入れることで、長さにメリハリをつけたカットスタイルを指します。
レイヤーカットによって、トップ・サイドの髪の毛は短めに、えりあしは長めに残るのが特徴的です。
2000年代に芸能人やモデルのヘアスタイルに取り入れられたことから、広く話題になりました。
「ウルフ(wolf)=オオカミ」の名前の通り、トップやサイドに入ったギザギザとしたレイヤーが、オオカミのたてがみをイメージさせます。
短めに切ったトップは、ふんわりとした丸みのあるフォルムが出ます。
ボリュームを抑えたえりあしを長めに残すことで、毛先に動きが出やすくなるスタイルです。
パーマやカラーとも相性がよいため、アレンジ次第で再現できるスタイルがバリエーション豊富です。
今年らしいウルフカットの特徴
再流行しているウルフカットには、以前までのウルフカットとは違う点があります。
再流行中のウルフカットの特徴
- ふんわりとしたフォルム
- レイヤーを入れすぎない
- ナチュラル・フェミニンな雰囲気を作れる
今年らしいウルフカットは、レイヤーをあまり入れすぎず、ふんわりとしたニュアンスを残します。
特に、復活・リニューアルされたという意味を持つ「ネオウルフカット」は、ナチュラルなスタイルも作れます。
ウルフカットの要素を残しつつも、今風で女っぽさのあるスタイルが人気です。
ウルフカットで作るセミロングのメリット
セミロングヘアに
ウルフカットを取り入れるメリットは、以下の通りです。
【セミロングヘアにウルフカットを取り入れるメリット】
- ナチュラルな仕上がりになる
- 長さがあっても重たく見えにくい
- カラー・パーマとの相性がよい
- アレンジで雰囲気を変化させやすい
- 毎朝のスタイリングが楽
- 幅広い年代に似合う
ウルフカットで作るセミロングヘアは、軽やかで動きのあるスタイルが実現可能です。
長さがあるセミロングヘアは、髪全体が重い印象を与えてしまいがちです。
特にダークなヘアカラーだと、より重さが目立ってしまうでしょう。
ウルフカットなら、レイヤーカットで自然に毛量を減らし、重い印象を軽減できます。
トップから毛先にかけて動きが出しやすいので、カラー・パーマを入れる際にも立体的なシルエットになり、垢抜けた印象になるでしょう。
レイヤーを活かすことで、毎日のスタイリング・アレンジの幅が広がり、飽きが来にくいスタイルです。
その人に合わせたカットアレンジができるので、幅広い年代の人に似合いやすいでしょう。
セミロングのウルフカットでできるスタイル
セミロングのウルフカットで、さまざまなスタイルが作れます。
スタイリングの例を見ていきましょう。
- 軽やか×ウェット感で最旬スタイル
- ウルフカット×シースルーバングでオルチャン風
- センターパートで大人っぽいウルフカット
軽やか×ウェット感で最旬スタイル
ウルフカットの軽やかさと、束感のあるウェットな仕上げで、トレンドスタイルが作れます。
オイルなどで、濡れ感のある毛束を作るようにスタイリングするのがコツです。
カールを作り込みすぎないことで、こなれ感のある仕上がりになります。
ウェットなアレンジは、大人っぽい色気を醸し出してくれるでしょう。
オフィスコーディネートや、レディなファッションにもぴったりです。
ウルフカット×シースルーバングでオルチャン風
前髪をシースルーバングにすることで、小顔効果のあるスタイルが作れます。
シースルーバングは、透けるように毛量を減らした、ここ数年で流行中の前髪です。
シースルーバングから顔まわりにかけてつなげるようにレイヤーカットをすることで、顔の面積をすっきりと見せられます。
ウルフカットにシースルーバングを取り入れれば、韓国風の「オルチャンヘア」にぐっと近づけます。
センターパートで大人っぽいウルフカット
ウルフカットにセンターパートの前髪を取り入れれば、さらに大人っぽさを演出できます。
センターで分けた前髪は、内向き・外向きのミックス巻きにしましょう。
ふんわりとカールさせることで、前髪に動きが出やすくなります。
ウルフカットと組み合わせると、クールな印象が引き立ちます。
大人の女性にも馴染みやすいでしょう。
ウルフカットで作るセミロングのコツ3選
セミロングのウルフカットを作る際には、いくつかのポイントがあります。
オーダー・スタイリング・アレンジそれぞれのコツを把握しておきましょう。
- オーダーのポイントはえりあし・顔まわり・前髪
- スタイリングはハネを活かそう
- アレンジはルーズさが鍵
オーダーのポイントはえりあし・顔まわり・前髪
セミロングのウルフカットは、次のポイントを意識してオーダーするとよいでしょう。
セミロングのウルフカットをオーダーするときのポイント
- 目指したい雰囲気(ナチュラル、フェミニン、クールなど)
- 全体とえりあしの長さ
- くびれの強さ(女性らしくするなら強めに、クールにするなら弱めに)
- 前髪の有無・長さ・仕上がり(センターパート、シースルーバング、目にかかるウザバングなど)
- 顔まわりの長さ・仕上がり(短め・長め、顔周りにかかる・かからない)
ウルフカットは好みに合わせてアレンジしやすい反面、美容師へ正確にオーダーしないとイメージ通りの仕上がりにならないことがあります。
自分のイメージ通りの仕上がりを実現するために、全体・長さ・くびれ・前髪・顔まわりの希望をしっかりと美容師へ伝えましょう。
オーダーが難しければ、出来上がりのイメージ画像を見せるのもおすすめです。
スタイリングはハネを活かそう
セミロングのウルフカットの基本のスタイリングは、以下の通りです。
セミロングのウルフカットのスタイリング手順
- ストレートアイロンかコテを温める
- トップは内巻きにして、丸くボリュームを出す
- 顔周り・表面の毛を内側に巻く
- 内側の毛を外側に巻く
- えりあしに外ハネを作る
- スタイリング剤で整える
セミロングのウルフカットは、首まわりにくびれができるように巻いていくと、美しいフォルムが際立ちます。
元々動きの出やすいウルフカットなら、カールを少し加えるだけで仕上がるでしょう。
朝からヘアアイロンやコテを使うのが面倒な人は、あらかじめパーマをかけておくとスタイリングの手間が省けます。
アレンジはルーズさが鍵
セミロングのウルフカットのアレンジは、ルーズさをうまく取り入れるのがポイントです。
毛先・レイヤーの軽さを活かして、ラフに仕上げましょう。
セミロングのウルフカットのアレンジ例
- ハーフアップ
- ラフなシニヨン
- 低めのポニーテール
ウルフカットのトップのふくらみを活かしたアレンジなら、形が決まりやすいでしょう。
ウルフカットはトップの毛が短く、まとめてもおくれ毛が出やすいスタイルです。
おくれ毛はまとめずに、あえて残しておくことで、ルーズでこなれ感のあるアレンジに仕上がるでしょう。
まとめ
セミロングヘアにウルフカットを取り入れることで、長さがあっても重い印象になりません。
ウルフカットの動きのある軽やかなスタイルで、垢抜けたセミロングヘアを実現させましょう。