アメリカの老舗アウトドアブランド【L.L.Bean(エル・エル・ビーン)】はトートバッグが日本でも人気です。アメリカンアウトドアの代名詞的なブランドですが、実は日本向けに新たなスタイルを提案する「L.L.Bean Japan Edition(エル・エル・ビーン ジャパンエディション)」があるのをご存じでしょうか。アウトドアだけでなく、街中でも着やすいアイテムがそろっているので、ゴールデンウィークや夏休みのお出かけにぴったり。今回はジャパンエディションの新作から、サマーシーズンに取り入れたい着こなしをご案内します。
画像1: L.L.Bean Japan Edition 出典:L.L.Bean

L.L.Bean Japan Edition

出典:L.L.Bean

ワークウエアやミリタリーのテイストを大人かわいく

画像2: L.L.Bean Japan Edition 出典:L.L.Bean

L.L.Bean Japan Edition

出典:L.L.Bean

ワークウエアやミリタリーのテイストは、そのままでは武骨な印象ですが、近頃は「大人カワイイ」の雰囲気にアレンジした着やすいタイプが増えてきました。こちらの「シアーズモント・ジャケット」は使い勝手に優れたショートブルゾンがベース。日本人の体形に合わせたシルエットに整えられています。

裏地がメッシュなので、通年で着やすいのも重宝です。伸縮性に優れ、撥水機能も備えているから、天気が心配な梅雨時にも安心。しかも、ポケットに全体を畳んで収められるパッカブル仕様。雨が心配な日にバッグの底に用意しておけます。全体にゆったりめのフィットで、汗蒸れが起きにくい点も日本の夏向きです。

ビーンズ・グルカ・スカートは80年代のグルカ・パンツをロングスカートにリモデル。裾周りが広めなので、風が吹き通り、涼しく過ごせます。ふんわりとしたシルエットだから、カジュアル過ぎず、Tシャツと合わせても優しい雰囲気に仕上がるのが魅力。足元は白スニーカーで涼やかに。

グルカパンツと好相性 スウェットフーディとデニムジャケット

画像3: L.L.Bean Japan Edition 出典:L.L.Bean

L.L.Bean Japan Edition

出典:L.L.Bean

もともと軍用のグルカパンツはタフ感が出やすいボトムスです。でも、ゆったりとしたシルエットやソフトな生地のスウェットシャツと合わせれば、穏やかな雰囲気に仕上がります。スミスフィールド・フルジップ・スウェットシャツ・フーディは90年代のアスレチックウエアがベース。着慣れた風合いが落ち着いた装いに導きます。

こなれた表情を寄り添わせているのは、正面にロゴのプリントをあしらったモリル・ショートスリーブ・カタディン・ロゴ・ティ。表面にナチュラルな風合いのコットンを用いて、古着ライクな質感を漂わせました。裏面には吸水速乾、抗菌防臭、接触冷感の機能素材を用いて、さわやかな着心地を実現していてこれからの季節にうってつけです。

トレンドのカーゴパンツもこのようなグルカパンツなら、どこか懐かしい古着ライクなムードを醸し出せます。ユニセックスな雰囲気も今っぽさを感じさせます。休日の穏やかでリラックスしたいときにマッチするスタイリングです。

画像4: L.L.Bean Japan Edition 出典:L.L.Bean

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デニム人気が復活しています。ワークウエアから始まった歴史を持つデニム服ですが、今の着方は軽やかで大人っぽく。リードフィールド・デニム・ジャケットは日本が誇るトップブランドのカイハラデニムを使用。着丈は短めで、トレンド感も上々。スッキリしたシルエットがどんなボトムスともなじみます。

こちらも先ほどと同じボトムスはビーンズ・グルカ・パンツでマッチング。同じくロゴ入りの古着ライクなTシャツがこなれ感を引き出しました。カジュアルでクールに決めたいときにデニムジャケットは役立つアイテムです。

デニムスカートとグッドバランス アノラックとオックスフォードシャツ

画像5: L.L.Bean Japan Edition 出典:L.L.Bean

L.L.Bean Japan Edition

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天気がますます不安定になり、レインウエアがおしゃれアイテムの中でも存在感を増してきました。撥水加工を施したビーンズ・ライトウェイト・ナイロン・アノラックはゆったりとしたシルエットで、着心地は楽々。フードと裾はドローコードでフィット感を好みに調節できます。正面にカンガルーポケットがあり、小物の出し入れに便利です。

80年代のデニムスカートがベースのデクスター・スカートは裾に向かってきれいに広がるロングフレアーのシルエット。カイハラデニムならではの質感も備わっています。ウエストの両脇には、目立たないようにゴムのパネルを入れてあり、締め付けられない着用感としっかりしたキープ力を両立。アノラックの持つアウトドアな印象とは対照的な、優しげなフォルムが好バランスを印象付けます。

画像6: L.L.Bean Japan Edition 出典:L.L.Bean

L.L.Bean Japan Edition

出典:L.L.Bean

お仕事ルックの定番的なシャツも、胸フラップポケット付きのオックスフォード仕立てなら、出番フリーで着こなせます。シャツとして着るだけではなく、ボタンを外して羽織り物としても着回せるから、暑い時期のTシャツに重ねるアイテムとして重宝します。オロノ・ロングスリーブ・シャツは綿・ポリエステル混紡素材だから、サラリとしたドライな着心地。しわになりにくく、洗濯機で洗えるのも、汗ばむ季節に頼もしいところです。

デニム仕立てのデクスター・スカートで合わせた、ほんのりイエローが効いたストライプシャツとのコンビネーションはクリーンで清らかなムードを醸し出します。靴にシャツより濃いイエローカラーを迎えて、引き締め感とポジティブ感を際立たせるコーディネートは、足元から元気がもらえそうです。オックスフォードシャツは休日にも着回せる使い勝手のよいアイテムです。

アーカイブスにリスペクト

「L.L.Bean」はアウトドアを愛するレオン・レオンウッド・ビーン氏が1912年にアメリカのメイン州で創業したアウトドアブランドです。原点の「ビーン・ブーツ」をはじめ、トートバッグやフィールド・コート、フリースなどのロングセラーで知られています。2023年春夏シーズンからスタートした「L.L.Bean Japan Edition」は日本のデザインチームが手がける、ブランド初のコレクションです。創業以来のアーカイブスにリスペクトを払いつつ、日本にふさわしいサイズや素材、シルエットを提案しています。

アメリカンなアウトドアやアスレチックアイテムはますます人気を増すばかり。カジュアル化が進み、街で着やすく、機能もしっかりしたアイテムが支持を得ています。この夏は懐かしく新しい「L.L.Bean Japan Edition」でおしゃれの着回し力も上げてみませんか?

ファッションジャーナリスト 宮田理江

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