
生まれるはずもない血液型
私はA型、夫はO型だと聞いていました。
もともと夫にはモラハラ気質がありました。私はその中で妊娠、出産。
ところが、子どもの血液型がまさかのB型。
私たちの間には生まれるはずもない血液型に、そのことを知った夫と義母から、思いもよらない言葉を浴びせられます。
「浮気したやろ」
「やっぱり遊んでると思ったわ、この浮気女!」
身に覚えはまったくありません。
「あなたが血液型勘違いしてるんじゃないの?」
「そこまで疑うなら、検査してくれてもいい」と伝えると、夫は「やったるわ」とDNA検査を受けることになりました。
結果を待つ間も執拗に
検査結果を待つ間も、夫からは、
「今のうちに謝罪しとけば考えたるわ」
「このまま婚姻関係を続けるかは俺次第や」
などと言われ続けました。
さらに夫は離婚届を持ってきて「書け」と要求。
私はその時点で、すでに裏で弁護士に相談していました。
夫の子どもという結果が出た時のために養育費や慰謝料などについてもどう対応すればいいか相談済みだった私。
こっちから離婚してやると決意していたため、離婚届に先に署名しました。
夫は、私が浮気をしたから逃げるために離婚を急いでいると思ったようで、ほくそ笑んでいました。
検査結果の行方
そして、検査結果が届きました。
結果は「夫の子」。
夫は言葉を失い、義母も「夫くんに似てるもんね」と、まるで何事もなかったかのように態度を変えました。
しかし、私はそれまで何度も浴びせられた「浮気女」という言葉を忘れられません。
そこで、それまで記録していた夫のモラハラ発言などの証拠も弁護士に渡していたため、離婚に向けてそれ以降のやり取りは弁護士を通して行うことにしました。
離婚後に起きたまさかの結果
その後、弁護士を通して離婚協議を進め、私は子どもの生活を守るための条件を整えたうえで離婚することができました。
さらに離婚後、納得しなかった夫が病院で血液検査を受けたところ、O型だと思われていた血液型が実際にはB型だったことが判明。
血液型だけで浮気を決めつけられ、毎日のように責められた私。
でも、あの時「自分は何もしていない」と感情的に言い返すだけで終わらせず、証拠を残し、専門家に相談しておいてよかったと思っています。
体験者の声
身に覚えのない疑いをかけられた時こそ、感情だけで対応せず、自分と子どもの生活を守るために冷静に準備することが大切だと感じた出来事でした。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


