
嫁に嫌われている?
息子夫婦と同居を始めたものの、2人きりになると口数が極端に少なくなる嫁のことが気になっていました。
「私がやりますから」
と何でも先回りして、私が一緒に家事をしたり孫の世話をしたりすることから遠ざけようとするのです。
『そんなに私が嫌なのかしら』とそのたびに少し落ち込み、寂しく感じていました。
孫が発熱して助けようとするも
そんなギクシャクした空気感を払拭できないままでいたある晩、ここ最近体調を崩していた7歳の孫が高熱にうなされ全身に発疹が出てしまったのです。
泣きじゃくる孫の様子に焦ったのか、嫁が慌てて病院へ連れていこうとしていました。
夜勤の息子はすでに出勤していたため、
「私も行くわ」
と少しでも嫁の負担を減らしたい思いで声をかけたのですが......。
「お義母さんは大丈夫ですから」
「気にしないでください!」
と強い口調で断られてしまい、その冷たい態度に胸がズキッとしました。
嫁の過去
結局そのまま嫁が孫を連れて病院に行き、お薬を処方されて孫も落ち着いたようでした。
とはいえ翌朝、息子にどうすれば嫁と仲良くなれるのか、と思わずこれまでの態度も含め相談してみた私。
すると、まさかの事実が発覚!
「前の旦那の義母にかなり嫌がらせされていたみたい」
「『どうすれば嫌われないかばかり考えてしまう』と本人も悩んでいたよ」
実は息子、シングルマザーだった嫁と再婚したステップファミリー。
嫁は以前、義母との同居で苦労した経験があり『今のお義母さんとは絶対に仲良くなりたい』という気持ちが強すぎるあまり悩んでいたというのです。
正直に伝えると?
その日の夕食後、私は嫁に
「あなたとずっと仲良くなりたいと思っているの」
「だから頑張りすぎたり遠慮しすぎたりしないでね」
と正直な思いを伝えてみることに。
すると嫁は目を潤ませ、
「その言葉が本当にうれしいです」
と笑ってくれ、それからだんだんと距離も縮まっている気がしています。
体験者の声
相手の態度から勝手に『嫌われている』と決めつけてしまうことがあります。
でも、言葉にして伝えることで、冷たく見えた態度の裏にある優しさに気づいた私。
これから少しずつでも、遠慮ではなく本音を交わせる家族になっていきたいです。
【体験者:60代・女性パート主婦、回答時期:2026年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


