子育ての先輩として、良かれと思って頻繁に息子宅へ行っていた筆者の知人。そこで言われた一言が「善意の押し付け」に気づくきっかけになったエピソードをご紹介します。
画像: 息子宅へ通い詰めていた私。孫からの素直な一言で押し付けだったと気づき、反省しました

息子と娘にそれぞれ子どもが誕生

娘と息子はそれぞれ結婚していますが、娘は遠くへ、息子はわが家の近くに家を購入。

昔から娘とは馬が合わなかったため、寂しいと思うことはありません。むしろ、息子と結婚した嫁はとても気立てがよく、本当の娘のようにかわいがりました。

そして、娘のところに子どもが生まれた翌年、息子夫婦にも子どもが生まれたのです。

嫁助けを口実に孫へ会いに行く日々

息子夫婦の家は近くのため、産後の嫁を助けようと作ったおかずを届けたり、フルーツを買って行ったりしていました。

一方、娘のところは遠方なので産後の病室で会ったのみ。
初孫にはなかなか会えずにいたため、息子夫婦のもとに生まれた孫がかわいくてかわいくて仕方ありません。

嫁を助けたいのはもちろんですが、孫に会いたい気持ちもあり、息子宅にはよく顔を出していました。

孫から言われた言葉にショック

そのような調子で過ごし、孫が5歳になったある日。

いつものように息子宅へ行くと「ばあばだ!」と孫が迎え入れてくれました。

しかし、その直後です。孫が「また来たの?」と言うのです。

さらに悪気なく「ばあばこないだも来たよね?」「今日はママと二人でお出かけしようと思ってたのに」と言います。嫁が言うならまだしも、孫に少し迷惑そうに言われてしまい、私は大きなショックを受けてしまいました。

嫁は苦笑いで「おばあちゃん、せっかく来てくれたんだから」とフォローしてくれます。その表情を見た瞬間、「しまった」と感じました。

自分の気持ちを優先していたことを反省

実は、前々から「来るなとは言わないけど、少しペースを落としてほしい」と息子から連絡が来ていたのを思い出したのです。

その時は「一人で子どもの面倒を見るのは大変なのに……」という思いから、息子の言葉を軽視していました。

しかし、嫁の表情や孫からの「また来たの?」という言葉で、急に自分のやっていることが押し付けだったのでは……と思うように。

孫の無邪気な一言が、自分を見直すきっかけになった出来事でした。

筆者の見解

孫に会いたいという気持ちはごく自然なことです。しかし、相手を尊重することも大切です。自身の行動に気づけたおかげで、お孫さんやお嫁さんとも程よい距離を保てるでしょう。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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