友人Aの話です。3日後に息子夫婦も帰省する予定だったため、よく懐いている孫だけ一足先に連れて帰ることにしたのですが──。
画像: 「ばあちゃんち行く」孫だけ預かり2日目「お母さんに電話して」予想外の事態に、祖母が反省したワケ

「泊まってみる?」

息子夫婦は、高速道路を使って車で1時間ほどの隣の市に住んでいます。
2人目の孫が生まれたこともあり、私は定期的に息子夫婦の家を訪ね、上の孫ともよく遊んでいました。

ある夏休みに訪ねた際、3日後には息子夫婦もわが家へ帰省する予定でした。
「もうだいぶお姉ちゃんになったし、それまでばあちゃんちに泊まってみる?」
上の孫に声をかけると、本人もその気になり、一足先に私と一緒に帰ることになったのです。

「3日なら平気」

私には、2人の子どもを育てる息子夫婦の負担を少しでも減らしたいという気持ちもありました。
入院時などにも孫の世話をしたことがあり、普段から私によく懐いています。
そのため「3日くらいなら大丈夫だろう」と思っていました。

実際、買い物へ行ったり外で遊んだりしている間、孫は楽しそうに過ごしていました。
1日目は特に問題もなく「これなら大丈夫そう」と思っていたのです。

「迎えに来て」

ところが2日目になると、孫が何度も尋ねるようになりました。
「お母さん、いつ来てくれる?」
そして夕方にはとうとう泣き出し「お母さんに電話して」「迎えに来てもらう」と言い始めたのです。

お嫁さんからのアドバイスもあり、私は近所に住む親戚の家へ孫を連れて行きました。
親戚の家には、孫と同じくらいの年齢の子どもたちが何人もいます。
一緒に遊んでいるうちに気が紛れたようで、孫も次第に落ち着き、予定どおり3日後に息子夫婦が帰省するまで過ごすことができました。

体験者の声

孫が私に懐いてくれていることを、うれしく、少し誇らしくも感じていました。
その分「私と一緒なら大丈夫」と、どこかで自分を過信していたのかもしれません。
しかし今回「おばあちゃんが好きで一緒に遊べること」と「親と何日も離れて過ごせること」は別なのだと気づきました。

「もうお姉ちゃんだから大丈夫」「3日くらいなら平気」と大人の側で判断していましたが、孫にとって3日間はまだ長かったのでしょう。
よく懐いているから大丈夫と決めつけず、本人の気持ちや様子を見ながら、少しずつ経験させていくことも大切なのかもしれません。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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