
ファッションが好き
E子は洋服が好きで、休日にはお気に入りの服を着て出かけるのを楽しみにしています。
ある日、友人のY子と買い物に出かけたときのこと。E子が少し個性的なジャケットを手に取ると、Y子が笑いながら言いました。
「それ着るの? この歳で?」「え、かわいいと思ったんだけど、なしかな?」
E子が苦笑すると、Y子はさらに「若い子ならいいけど、私たちの年齢だと若作りに見えるよ」とひと言。
さらにE子が試着すると「ねえ、その服イケてると思ってる?」と追い打ちをかけてきました。E子は鏡を見ながら、さっきまで気に入っていた服が急に似合わないような気がしてきました。
年齢で服装が決まる!?
Y子が「40代なら、もっと落ち着いた服にしたほうがいいって」とさらに口を出します。
本当は自分が好きだと思った服を着たい。
でも、友人から何度も「年齢」を理由に否定されるうちに、「私、もう好きな服を着ちゃダメなのかな」と、E子は自信がなくなってしまったのです。そんな二人の様子を見ていた20代の女性店員が、E子に声をかけました。
店員さんの声に心が救われる
「お客様、そのジャケットすごくお似合いです!」E子が驚いて振り向くと、店員は笑顔で続けました。
「肩のラインがきれいなので、こういうデザインは年齢問わずかっこよく着られるんですよ」Y子は少し気まずそうに「でも、40代だと若く見えすぎない?」と口を挟みました。
すると店員は「年齢で服を決めるより、着る人が自信を持っているほうが素敵だと思います」とさらり。さらに「それに最近は、年齢に関係なく好きな服を楽しむ方が増えていますよ」と言ってくれたのです。
その言葉に、E子は鏡を見直しました。さっきまで気になっていたジャケットが、今度は少し違って見えます。
体験者の声
店を出たあと、E子はY子に「さっきはちょっと傷ついたけど、私はやっぱりこの服好きだから買うことにする」と伝えました。Y子は少し黙ったあと「確かに、私が年齢を気にしすぎてたのかも」と小さく返したそうです。
E子は「もう40代だから落ち着かなきゃ」と、自分自身まで縛っていたことに気づきました。E子はその日から、周囲の「年齢的に」という言葉より、自分の「好き」を大切にするようになったそうです。
年齢を重ねたからこそ似合う服もあれば、好きだからこそ挑戦できる服もあります。「何歳だからこれはダメ」と決めつけるのではなく、自分が心地よく、自信を持てるものを選ぶことが大切。自分らしさを大切にすることに年齢は関係ないのだと感じたエピソードでした。
【体験者:40代、性別 女性、職業 会社員、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


