
覗き見するかのような義母
実家に里帰り出産をした私。授乳と睡眠不足で身も心もへろへろの毎日でしたが、実母の手料理などのサポートを受けながら、なんとか初めての育児をこなしていました。
そんな中、困ったのは義母からの毎日のテレビ電話。
「孫の顔が見たい」「孫もあなたも体調はどう?」と言いつつ、画面に映る私の背景が気になる様子で、「そこ、ご実家のリビング? あそこに映ってるの何かしら?」「ご実家、畳もきれいねぇ」と、私の実家について詮索するような発言をするのです。
私は極力子どもの顔だけを映していましたが、「あ、今誰か通った?」「布団は干してるの?」と、映ったものすべてに反応する義母。大切な私の実家を覗き見されるような不快感で、私は義母からの着信がストレスになっていきました。
限界寸前、実母が笑顔で乱入!
ある日のこと。授乳を終えて昼寝していたところ、またしても義母からテレビ電話が。
しぶしぶ出ると、「あら寝起きなの? 声でわかるわ。孫は元気? あら、そこに映ってるお皿ってうちと同じかも」と義母。「またか」と思っていた矢先、私の困り顔に気づいた実母がスッと横から画面に入り、満面の笑顔で対応。
「どうもこんにちは! 今娘はやっとお昼寝できたところで。夜ずっと赤ちゃんの夜泣きで大変だったんですよ。孫の顔も、よその家の中もご覧になりたいお気持ちはよーく分かりますが、娘の体を休ませたいので、長時間のテレビ電話はご遠慮いただけますか? うちも、全然片付いていなくって。テレビ電話はお恥ずかしくて!」と、バッサリ断ってくれたのです。
娘を守った最強の実母
実母の堂々とした正論に、義母は「あ、いえ……。こちらこそ失礼しました」とタジタジになり、電話を切りました。
私の母親にハッキリと釘を刺されたのが相当効いたのか、それ以降、無神経なテレビ電話はピタリと止まりました。実母の心強い盾のおかげで、私は穏やかに産後の育児に専念することができたのです。
体験者の声
他人の実家をテレビ電話で詮索するのはあまりに無礼! 産後の娘を守るため、笑顔のまま毅然と対応してくれた実母の頼もしさに救われた出来事でした。
【体験者:30代、女性、主婦、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


