「あの人だけずるい」と誰かを妬ましく感じたことはありませんか? 見えていない事情を勝手に決めつけていた筆者の友人が、同僚から聞かされた真実に向き合うエピソードを紹介します。
画像: 繁忙期に必ず有給を取る同僚。 1年後『言えない理由』を知り、職場の仲間は反省した

必ず平日に有給を取る同僚

職場の同僚で、必ず毎月1~2回有給を取る人がいました。

有給を取ること自体はまったく問題ありません。しかし、そこに少し不満があるとすれば……“繁忙期も例外なく休むこと”です。どれだけ忙しくても、どれだけ仕事が溜まっていても、どの同僚は土日祝以外に絶対に月1回は平日の有給を取っていました。

人手不足の中での有給にイライラ

人手不足もあり、徐々に「せめて繁忙期だけは……」と思うようになりました。

そこで、上司にそれとなく聞いてみることに。

上司は「本人にも事情があるからね」「有給を取る理由は人それぞれだから」と、教えてもらえず。その後もモヤモヤが残ったまま、その同僚とは必要最低限の会話しかせずに過ごしていました。

有給を取り続けていた理由が判明

それから約1年後、同僚が忌引きで休むことになりました。

聞くと、旦那さんが闘病の末亡くなったというのです。

実は月1で取っていた有給は、夫の通院に付き添うためだったそう。事情を知らず勝手にモヤモヤしていた自分が恥ずかしくなったと同時に、「忌引き明けになんと声をかけたら良いか……」と考えました。

体験者の声

そして週明けに同僚が出勤。周囲は何と声をかけたらいいかわからず、なんとなくよそよそしい雰囲気でした。

私は「おはようございます、また今日からよろしくお願いします」と声をかけました。

すると「はい、よろしくお願いします。ありがとう……」と言って涙ぐむ同僚。見えていることだけがすべてではないと反省した体験談です。

行動の裏に、誰にも言えない事情が隠れていることはあります。そのことを認識するだけで、人への接し方が変わるかもしれませんね。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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