何でも決めたがる過干渉な母にうんざりしていたA子さん。ところがある日、母から予想外の一言を告げられて──?
画像: 過干渉な母に「どっちがいいと思う?」と意見を求めたら → 予期せぬ手のひら返しに、思わず「え!?」

何でも決めたがる母

うちの母は、とにかく私のことに口を出し、なんでも決めたがる人です。
進学先、習い事、着る服から付き合う友達まで──子供の頃から、すべて母の意思に従ってきました。

大人になってからも、それは変わりません。
ですが、就職先や住む場所、恋愛についても口を挟まれると、さすがの私もだんだんうんざりするように。

「もういい歳なんだから、いい加減、自分で決めさせてよ……」

いつのまにか、ついた癖

とはいえ、悩んだときは結局、母に相談してしまう私。
だってそうすれば、即座に最善の答えが返ってくるのですから。

母の言うとおりに行動すれば、間違うことはない。
なんだかんだ言っても、楽といえば、楽なのです。

いつのまにか、自分で考える前に母を頼る癖がついていたんですね。

まさかの、手のひら返し!?

ところがある日のこと。
いつものように「ねえ、どっちがいいと思う?」と母に意見を求めたところ、返ってきたのは、予想外の言葉でした。

「いつまでも私を頼らないで。自分で決められるようにならないと」

……え!? あれだけ「お母さんの言うことは、間違いないんだから」と、意見を押し付けてきたのは、そっちじゃないの——!?

あまりの手のひら返しに、私は呆然としてしまいました。
「今さら自分で決めろだなんて、無理よ」

体験者の声

あんなに何でも決めてきたくせに、勝手なものだなあと思うものの──母の言うことにも一理ありますよね。
気づけば私は、母に決めてもらうのが当たり前になり、自分で選ぶ力を、すっかり手放してしまっていたのです。

そのことを反省し、最近では、まず小さなことから自分で決める練習を始めました。
今日のランチのメニュー、デートに来ていく服、休日の過ごし方など。

ちっぽけでどちらでもいいことに思えても、いざ自分で決めるとなると、意外なほど頭を悩ませるもの。
ひとつひとつの選択に、こんなにもエネルギーを使うのかと驚かされました。

母が突然あんなことを言い出したのも、いつまでも自分を頼る私を、案じてのことだったのかもしれません。
複雑な気持ちではありますが、あのときの言葉が、自分を見直すきっかけになったのは間違いありません。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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