お祝いは、贈る人も受け取る人も笑顔になれるものだと思っていました。しかし、第一子出産後の友人A子は義母の発言にモヤモヤが募り……?!
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冗談だと思っていた義母の言葉

我が家に第一子が生まれたとき、義母は「かわいい孫のためだから」と出産祝いを渡してくれました。

その際、笑顔で「将来孫が出世したら返してもらうからね!」とも言われたのですが、私は冗談だと思い、「もう、お義母さんったら」と笑って受け流しました。

夫も「また母さんが調子いいこと言ってるな」と気にしていない様子で、その場は和やかな雰囲気のまま終わったのです。

増えていく「貸し」の金額

ところが、義母はそれからもお祝いのたびに、金額のことを細かく口にするようになりました。

一歳の誕生日には「これで合計三万円ね」
二歳では「もう五万円になったわね」

一緒に出掛けて服やお菓子などを買ってくれたかと思えば「今ので六万二千円よ。ノートに記録してあるからね」と言う始末……。

お祝いをいただけるのはありがたいのですが、義母に「いつか返してもらうんだから、忘れないように覚えておかないと」と言われるたびに、お祝いというより貸したお金を確認されているようで、私は素直に喜べなくなっていきました。

それでも波風を立てたくなくて、毎回曖昧に笑うことしかできませんでした。

子どもを巻き込みたくない

決定的だったのは、子どもの三歳の誕生日に、義母が「もう少し大きくなったら本人にも『おばあちゃんに返すんだよ』って、しっかり教えなきゃね」と嬉しそうに話したことでした。

その瞬間、このままでは子どもまで「お祝いは将来返済しないといけないもの」だと思い込んでしまうのでは? と不安になりました。

夫もさすがに「子どもにまで言うのは違う」と思っていたようです。
夫婦で相談して、これまでにいただいたお祝いをすべて計算し、全額を封筒に入れて義母に返すことにしました。

体験者の声

封筒を渡すと、義母は「えっ、本当に返すの? 冗談だったのに」と驚いていました。

でも夫は、「本気じゃないなら、毎回あんなに細かく金額なんて言わないよね。子どもがお金に縛られず、純粋にお祝いを受け取れるようにしたいんだ」と静かに伝えました。
それほど、義母の発言は冗談の範疇を超えていたのです。

それ以来、義母からお祝いのお金を受け取ることはなくなりました。

少し距離はできましたが、子どもがお祝いを「借金」のように感じずに育てる環境を守れたことだけは、間違っていなかったと思っています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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