電車で、ベビーカーを押しながら「子連れだから席を譲って!」と強引にアピールする女性。でも、ベビーカーに乗っていたのは……? 知人から聞いたお話をご紹介します。
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違和感を覚えたベビーカーの“中身”

電車に乗っていたときのことです。50代くらいの女性2人組が、「子ども連れは大変!」とベビーカーを押して電車に乗りこんできました。そして電車に乗り込むなり、「ベビーカーがあって大変だから、席を譲ってほしい」と周囲に猛アピール。私は女性に「どうぞ」と席を譲りました。女性はぶっきらぼうに私を一瞥すると、どかんと座ったのです。

しかし、チラっとベビーカーに目をやると、なんと子どもが乗っていないのです。ベビーカーの日よけを深く下ろして中を隠すようにしていて、中にはトイレットペーパーやスーパーの買い物袋がぎっしり! ベビーカーを完全な荷物置きとして使用しているのです。子どもを乗せていないのに、ベビーカーを使い子連れアピールをして、無理やり席を譲ってもらうなんて、常識外れすぎる……。

「赤ちゃんじゃない!」暴かれた事実

すると、近くにいた女の子が女性に言ったのです。「赤ちゃんは?」と。どうやらその女の子はベビーカーに赤ちゃんがいるものと思って笑顔で近づいたものの、荷物が乗っているだけなので驚いた様子でした。女性は無視を決め込み、向かいに座る連れの女性と大声で別の話を始めたのです。しかし女の子は不思議そうに言いました。
「ママ! このベビーカー、赤ちゃんじゃなくてトイレットペーパーが乗ってるよ!」

その瞬間、乗客たちの視線が一斉にベビーカーへと注がれたのです。「席を譲ってもらいたくてベビーカーを押していたの?」と周囲の冷ややかな視線。その雰囲気に耐えきれなくなった2人は、次の駅に止まった瞬間、慌てて電車を降りていきました。

体験者の声

ベビーカーに荷物を乗せて移動すること自体は、個人の自由。でも、「子連れで大変」と偽って無理やり席を譲らせるような行為は、マナー違反では? と感じた出来事でした。

【体験者:50代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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