今回は、筆者の知人がスーパーのレジで経験した冷や汗ものの一幕と、そこに現れた救世主のお話です。

えっ、私が迷惑客!?

画像1: えっ、私が迷惑客!?
画像2: えっ、私が迷惑客!?

レジ付近のお客さんたちが、一斉にこちらをジロジロと見ています。
まるで私が、ルールを破って買い占めようとする「最悪な迷惑客」であるかのような空気。恥ずかしさと、話を聞いてもらえないショックで、泣きそうになっていると……。

「ちょっと店員さん、そんなに責め立てなくてもいいんじゃない?」
声の方へ振り向くと、私の後ろに小柄なおばあさんが並んでいました。

おばあさんは、店員さんの目を真っ直ぐ見据え、言葉を続けます。
「この方、さっききちんと謝っていらしたじゃない。事情も聞かずに頭ごなしに責めるなんて、ヒドイと思うわよ?」

状況を察した周囲の客の視線が、今度は一転して店員さんへと向かい始めました。

するとおばあさんは、ふっと表情を和らげ、店員さんに優しく語りかけました。
「でも、店員さんも大変ね。きっと今までに、わざとルールを破って意地悪な買い方をする人がたくさんいて、悔しい思いをしてきたから、つい勘違いしちゃったのよねぇ」

この一言で、レジを包んでいた店員さんへの非難のトゲが、すうっと消えていくのが分かりました。

悪者を誰も作らない、おばあさんの「神対応」は、本当に見事でした。

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※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:べこもち85
FTNコラムニスト:橘るい

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