
念願のマイホーム
私は夫と小学生の娘の3人家族です。
1年ほど前に、念願だったマイホームが完成しました。
何度も住宅展示場に通い、間取りを考え、ようやく完成した家でした。
引っ越しから数日後のこと。
犬の散歩をしていた近所に住む女性が「素敵なおうちですね。完成するのを楽しみに見ていたんですよ」と声をかけてくれました。
感じの良い人だなと思い、私は「これからよろしくお願いします」と挨拶を交わしたのです。
晒された我が家
しかし、それから1週間ほど経った頃、職場の同僚からメッセージが届きました。
「この家って、もしかしてE美さん(私)の家?」
送られてきた画像を見て、私は言葉を失いました。
そこには私の家の写真が載っていたのです。
投稿をよく見ると「ご近所に素敵なおうちが完成しました!」というコメントとともに、家の外観が正面から写され、駐車場に停まっている車のナンバーまで写っていました。
玄関横の表札まではっきり読めるアングルで、モザイクなどは一切施されていなかったのです。
情報ダダ洩れ
投稿者のアカウントは知らない人の名前。
しかし、その投稿者の以前の投稿を遡って見てみると、散歩をしていたワンちゃんの写真が……。
飼い主の女性の顔も映っていて、それは引っ越してきたときに「素敵なおうちですね」と声をかけてきた女性だということが分かりました。
投稿にはすでに多くの「いいね」が付き、知らない人からのコメントも並んでいました。
私はDMで「許可もなく個人情報を載せるのはどうなのか」と女性に連絡。
すると、返ってきたのは謝罪ではなく「素敵な新築をアップすることで、たくさんいいねやコメントが欲しかったんです。褒めてるだけですよ?」という信じられない言葉でした。
自己承認欲求の末路
私の家の写真を無断でアップロードした理由は「たくさんのいいねやコメントが欲しかった」という自己承認欲求によるものだったことが、本人の言動から発覚しました。
その後、私からのクレームで投稿は削除されましたが、自分の家の写真が不特定多数に晒されていた恐怖は消えていません。
体験者の声
彼女に悪意はなかったのかもしれません。
でも、自己承認欲求を満たすためだけの無神経さに、とても腹が立った出来事でした。
いくら近所の人とは言え、距離を置いたお付き合いをしていることは、言うまでもありません。
【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業し、教員免許を取得。OLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの『ちょっと訳あり』な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地・職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

