毎月の家計に頭を悩ませ、相談しても聞く耳を持たない夫。限界を感じた筆者がある日、家計をまるごと夫に任せてみると、2か月後に思いもよらない展開が待っていました。
画像: 「お前はやりくり下手」と言う夫に家計を任せたら、2か月後に家出騒動が勃発。夫が出した答えとは?

「やりくりが下手なんじゃないか」

夫は家計のことに無頓着でした。毎月の生活費が足りず、出費の大部分を占める積立保険を見直したいと提案しても、「将来のためになるから」と聞く耳を持ってくれません。数十年後の利益にばかり目を向け、今の家計の厳しさは見えていませんでした。

何度も家計簿を見せながら説明しましたが、返ってくるのは「やりくりが下手なんじゃないか」という言葉ばかり。私は次第に、自分ばかりが現実と向き合っているような気持ちになっていました。

じゃあ全部やってみて

限界を感じた私は言いました。「じゃあ全部やってみて」。夫は即答で引き受けました。余裕の表情を見せる夫から食費だけ受け取り、あとはすべて任せました。

ところが2か月後。保険、光熱費、学用品、急な支出。数字だけ見ていた時には気づかなかった現実が、夫に襲いかかりました。

テーブルに残された通帳

ある休日の朝、テーブルに通帳が置かれ、夫の姿が消えていました。
スマホには「もう無理だ。」のメッセージが一言。まさかの、家出でした。
しばらく連絡が取れず心配しましたが、夕方になってようやく電話が繋がりました。一人で考え抜いた夫は、私の意見に同意せざるを得ないことを認めました。

体験者の声

その後、家族会議を開き、保険料や固定費を含めた家計の見直しを一緒に行いました。通帳と向き合いながら話し合う夫の姿を見て、初めて「一緒に考える」という感覚が生まれた気がしました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:森奈津子
海外生活や離婚、社会人での大学再入学など、多彩な経歴を持つライター。現在は幼稚園教諭として保護者の悩みに寄り添うほか、日々の人付き合いの中から生まれるリアルな本音に耳を傾け、多様な価値観に触れてきた独自の視点でそれらを記事にしている。

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