定年後、私の通院に無理やり付き添う70代の頑固夫。理由は「心配だから」ではなく、邪魔な見栄とプライドにあって……? 筆者の友人が体験談を語ってくれました。
画像: 70代夫が妻の通院に付き添う理由は、妻のためでなく──思わず「たまったもんじゃない!」と絶叫!

私の行く先々に付いてくる夫

私の夫は、頑固でプライドが高く意地っ張りです。

「昭和の親父」という言葉がありますが、正真正銘、昭和の時代に生まれ育った夫。

定年退職してからは有り余る時間があるせいか、いつも私の行くところに付いてきます。

診察室で「え、何だって?」と遮る

中でも困るのは私の通院。

私は自分で運転もしますし、医師の説明も自分で聞けます。夫に同席を頼みたくありません。でも、夫は一緒に来たがるのです。

年齢のせいか耳も遠くなり、物事の理解も鈍くなっている夫。

診察室に入ると、医師が私に向かって丁寧に説明してくれているのに、横から「え? 何だって?」と何度も聞き返して話を遮ります。

さらに説明が終わり診察室を出たあとも、「あの歳じゃ難しい検査なんてできんじゃろ」と的外れな文句をつける始末。

そのくせ、肝心の私の病気については、後から聞いても何一つ理解できていません。

「私一人で行ける。大丈夫だから」そう何度も伝えても、「お前には理解できんだろ」と病院に付いてくるのです。

「頼れる夫」を見せつけたい、見栄の塊

夫がこれほどまでに病院へ付いて来たがる理由。

それは、私の心配をしているからではありません。

医師の先生に対して、「妻を支える頼れる夫」という自分の姿を見せつけたい、ただそれだけなのです。

本当に心配しているなら、私の体調を気遣う言葉が真っ先に出るはず。なのに夫の視線は、最初から最後まで「妻である私」ではなく、完全に「医師」にしか向いていないのです。

これみよがしに「あの若造」などと医師の評価を口にしたり、「お前にはどうせ理解できんだろ」と私を見下すような発言。その姿を見ていると、ハッキリと夫の本心が透けて見えるのです。

夫にとってこの通院の付き添いは、私の体を心配する場ではありません。医師と同じ土俵に立ち、妻である私を下に置くことで、「自分の方が知性があり、立場が上である」という歪んだプライドを見せつけたいだけなのです。

夫の見栄に、毎回付き合わされている私。

病気を治しに行っているはずの病院で、余計にストレスが溜まるばかり。心の底から「たまったもんじゃない!」と叫び続けています。

【体験者:60代・女性パート、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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