知人A子さんの母は「私もお小遣いが欲しい!」と、娘にまで見返りを求めてきます。その自分本位な振る舞いに嫌気がさし、距離を置いていたのですが……?
画像: 泣きついてくる母「私だってお小遣い欲しい!」正直しんどい → 母の憑き物を落とした『魔法の会話』

見返りを求める「クレクレ実母」にうんざり

A子さんの実母は、少々わがままな性格でした。「私だって誰かからお小遣いが欲しい!」「家事をしても褒められない!」と、あろうことか娘であるA子さんにすら見返りを求めてくる始末です。 テレビを見ては「よその家は子どもから旅行をプレゼントされたらしいわよ」と当てつけのように言うこともあり、A子さんはそんな実母にすっかり嫌気がさしていました。 就職を機に実家を出てからは、自然と疎遠になっていったそうです。

結婚と出産で縮まった距離と再びの危機

その後、A子さんは結婚と出産を経て、実母と再び関わる機会が増えました。孫の顔を見せたいという思いもありましたが、実母の「クレクレ気質」は相変わらずでした。「このままでは、子どもに悪影響を与えてしまうかもしれない……」そう危機感を覚えたA子さんは、愛する我が子を守るため、再び実母と少し距離を置くことにしました。しかし、寂しがり屋の実母からは頻繁に連絡がきます。ただ無視して絶縁するのも後味が悪く、A子さんは頭を悩ませていました。

子どもに教えるように伝えた魔法の会話

そこでA子さんは意を決し、ある作戦に出ました。それは、自分の子どもに言い聞かせているという体裁で、実母に「相手を思いやる気持ちの大切さ」や「人に与えることの重要性」を話して聞かせるというものです。「人に優しくすると、自分も嬉しくなるんだよって子どもに教えているの」と、ことあるごとに、この類の話を会話に挟んでいきました。まるで小さな子どもに諭すような穏やかな口調で、根気よく伝え続けたのです。

絶縁だけが正解じゃない! 優しい歩み寄りが生んだ親子の絆

すると驚いたことに、実母は徐々に「そうね、その通りね」と理解を示すようになりました。数年が経つ頃には、まるで憑き物が落ちたかのように過度な要求がピタリとなくなったのです! 今では、互いに程よい距離感で、穏やかに付き合えているとのこと。「困った親だからといってすぐに絶縁するのではなく、相手の心に響くような、理解しやすい方法を探して話してみるのも悪くないなと思ったよ」と、A子さんは嬉しそうに笑って教えてくれました。

筆者の見解

ほんの少しの工夫と優しいアプローチが、こじれた親子関係を温かく解きほぐしてくれた素敵なお話ですね。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。

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