子どもは、大人が「どうせ子どもには分からないだろう」と油断していても、実はしっかり伝わっていることもあるようで──今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
画像: 【義母の執念にゾッ】結婚後も旧姓で呼ばれ続けた私。「ママだけは」息子の作文に書かれていた『衝撃の一文』

結婚後も変わらない義母の呼び方

結婚してから何年経っても、義母は私を旧姓で呼び続けていました。

最初は「呼び慣れているからだろう」と思っていました。
しかし、親戚の集まりや年賀状、親族のLINEグループでも徹底して旧姓のままなのです。

ある時は親戚から「もしかして、まだ入籍していないの?」と心配そうに聞かれたことまでありました。
もちろん入籍は済んでいます。
義母が旧姓で呼ぶため、周囲まで勘違いしていたのです。

次第に私は、これは「単なる呼び間違いではないのではないか」と思うようになりました。

積み重なる違和感

義母は以前から、夫の元交際相手の話を持ち出したり、「息子にはもっと合う人がいたと思う」と遠回しに言ったりすることがありました。

そうしたこともあって、私は旧姓で呼ばれるたびに複雑な気持ちになっていたのです。

夫に相談しても、「考えすぎじゃない?」「深い意味はないと思うよ」と言われるだけでした。
私も、できれば波風を立てたくない気持ちもあり、それ以上強く言えずにいました。

息子の作文に書かれていた言葉

転機が訪れたのは、息子が小学校低学年の頃でした。

息子が授業で書いた「わたしの家族」という作文を読んだ夫が、突然顔色を変えて絶句したのです。
そこには、こんな一文が書かれていました。

「パパとぼくは同じ名字です。でもおばあちゃんはママだけ違う名字で呼びます。だからママだけ家族じゃないのかなと心配になりました」

息子もまた不思議に思っていたことが分かり、私も夫もハッとしました。
この一件で、夫も事の重大さをようやく理解したようです。

ようやく手に入れた平穏

その日のうちに夫は義母へ連絡しました。

「母さん、いい加減にしてくれ」

普段は穏やかな夫が、珍しく強い口調でした。

「母さんがずっと旧姓で呼び続けてるから、子どもが家族のことを心配してるじゃないか」

義母は最初、「そんな大げさな」と反論したそうです。
それでも夫は引きませんでした。

「大げさじゃないよ。子どもがそう受け取ってしまってるんだから」

よっぽど堪えたのか、その後義母が私を旧姓で呼ぶことはなくなりました。

体験者の声

もちろん、義母との関係が急に変わったわけではありません。
それでも、夫がきちんと向き合い、家族としての立場をはっきり示してくれるようになったことで、私の気持ちはようやく軽くなりました。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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