子どもをどこまで自由にさせるかは、家庭によって考え方が違いますよね。今回は、筆者の娘のお友達を通して考えさせられた出来事をご紹介します。
画像: 小1の娘「自由に行動できるお友達、いいなぁ」→ すぐに絶句。放置子気味の子が直面した『恐怖の瞬間』

活発でしっかりした女の子

娘が小学1年生だった頃、同じクラスにAちゃんという女の子がいました。
明るく活発で、誰とでもすぐ仲良くなれるタイプです。家も近く、お母さんと話す機会もありました。

Aちゃんは当時からスマホを持っていて、放課後は一人で遊びに出かけることも多かったのです。

娘はそんな彼女を見て「いいなあ」と話していました。

私自身も、「このくらいの距離なら、一人で行けるのかな」「少しずつ、行動範囲を広げる時期なのかもしれない」と考えることがありました。

気になっていたこと

ただ、Aちゃんを見かけるたびに心配になる場面もあったのです。
ヘルメットをかぶらず自転車で勢いよく走っていたり、薄暗くなった時間に一人で公園にいたり。

ある日、コンビニの駐車場で自転車にまたがったままジュースを飲んでいるAちゃんと会いました。

「これ、おいしいよ!」

そう嬉しそうに話してくれたのですが、そこは車の出入りがあるコンビニの駐車場です。「もし車が動き出したら……」と少し心配になりました。

もちろん、子どもを信じて任せることも大切です。コンビニで買い物をしたり、一人で遊びに行ったりすること自体が気になったわけではありません。

ただ、自転車を勢いよく走らせる様子や、交通ルールをあまり意識していないように見える場面が続いていたため、安全面に不安を感じていたのです。

子どもだけで行動する時間が増えるほど、親の目が届かない場所で危険な思いをしないだろうか。そんなことを考えていました。

思わず声が出た瞬間

忘れられないのは、その直後のことです。
手を振り、そのまま帰っていったAちゃん。

私と娘は何気なく見送っていたのですが、少し先で突然彼女は、横断歩道ではない場所を渡ろうとしたのです。

次の瞬間──、車がAちゃんに近づいてきました。

「危ない!」
とっさに大きな声を上げました。

幸い事故にはなりませんでしたが、本当にギリギリでした。

Aちゃんはそのまま走り去り、何事もなかったように見えましたが、私はしばらく心臓がドキドキしていました。

筆者の見解

もちろん、各家庭にはそれぞれの考え方があります。
彼女の家には上のお子さんもいて、お母さんなりの判断があったのでしょう。

だからこそ、「どちらが正しい」と言いたいわけではありません。

ただ私はその出来事を見てから、「自由にさせること」と「安心して見守れること」は別なのかもしれないと感じるようになりました。

子どもの成長を信じたい気持ちと、危険から守りたい気持ち。その間で揺れながら、その子に合った距離感を探していくのが親なのかもしれません。

今でも娘の行動範囲が広がるたび、あの日の光景を思い出します。

「うちは、どこまで任せるのがいいのだろう」

そんなことを考えながら、私も少しずつ子どもとの距離感を探しているところです。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.