筆者は久しぶりに友人と長距離バスで遠出をした際、移動中に思わぬ苦労をすることになり、友人からかけられたひと言に助けられて──。
画像: 長距離バス移動で腰が激痛に。旅行慣れした友人から渡された『意外なモノ』に助けられた

遠出の日

「タオルとゴムを持って行った方がいいよ」
友人と長距離バスで遠出をすることになった時、そう言われました。
私は寒い時に羽織ったり、荷物をまとめたりするためだと思い、とりあえず言われた通り準備することにしたのです。

友人は以前からライブやイベントなどで遠征する機会が多く、長距離移動にも慣れていました。
一方の私は、長時間バスに乗る機会がほとんどありません。
「何か理由があるんだろうな」
そう思いながらも、深く考えずに荷物へ入れて出発したのです。

募る疲れ

バスが出発してしばらくすると、車内は静かな空気に包まれました。
景色を眺めたりスマートフォンを見たりしながら過ごしていましたが、長時間座り続けているうちに何度も座り直したくなりました。
最初は気にならなかったものの、同じ姿勢で座り続けているうちに腰に違和感を覚えたのです。

座り直してみても改善せず、しばらくすると鈍い痛みに変わっていきました。
窓際で何度も体勢を変えたり、腰をさすったりトントンしながら過ごすことに。
久しぶりの長距離移動だったこともあり、思っていた以上に体へ負担がかかっていたのでしょう。
目的地まではまだ時間があります。
私はできるだけ楽な姿勢を探しながら、なんとかやり過ごそうとしていました。

友人の知恵

そんな私の様子を見ていた友人が声をかけてくれました。
「タオルとゴム持ってきた? ちょっと貸して」
言われるがままに友人に差し出すと、タオルを丸めてゴムで留めてくれました。
「これ、腰に当ててみたら?」
半信半疑のまま腰とシートの間に挟んでみると、驚くほど座り心地が変わったのです。
腰への負担が軽くなり、それまで感じていた痛みもかなり楽になりました。
友人によると、これは遠征や長距離移動の際によく使う工夫なのだそうです。
私は寒さ対策のためだと思い込んでいましたが、実際は快適に移動するための知恵だったのでした。

体験者の声

その日以来、長距離移動をする時はタオルとゴムを持ち歩くようになりました。
少しの工夫が移動中の負担を大きく減らしてくれることを実感したのです。

移動というと、どうしても目的地へ無事に着くことばかりに意識が向きがちです。
しかし、その時間を少しでも快適に過ごすための準備も同じくらい大切なのかもしれません。
今でも遠出の準備をするたびに、あの日のアドバイスを思い出しています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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