体調を崩した時に子どもの相手をしてくれるのと、家事や育児を担ってくれることは別で──。筆者の友人が感じたモヤモヤについてのお話です。
画像: 風邪で寝込む私に「姉ちゃん来るから大丈夫でしょ」とスマホを触る夫が反省したワケ

子どもの遊び相手

私には幼い子どもが2人います。下の子はまだミルクと離乳食の時期でした。

義姉は子どもたちをとても可愛がってくれて、週末になるとよく遊びに来ます。抱っこをしたり、一緒に遊んだりしてくれるので本当に助かっていました。

ただ、子育て経験がないため、子どもの生活リズムまでは分かりません。昼寝前や一人遊びに集中しているタイミングでも声をかけたり抱っこしたりするため、子どもが機嫌を崩して泣き出してしまうこともありました。

もちろん悪気がないことは分かっています。だからこそ、「助かる」と「少し困る」の間で複雑な気持ちになることもあったのです。

嫌な予感は的中

そんなある日、私は風邪で寝込んでしまいました。

「今日は、夫に家事や育児をお願いしよう」

そう思っていたのですが、彼はアッサリこう言ったのです。

「姉ちゃん来るから、大丈夫だよ」

その瞬間、嫌な予感がしました。

案の定、義姉は到着するとすぐ子どもたちと遊び始めます。一方で、下の子はもうすぐミルクの時間。離乳食の準備もしなければなりません。

洗濯物もたまったままです。掃除機もかけられていません。

ふと夫を見ると、ソファでスマホを触っていました。

義姉はあくまで、遊び相手をしてくれる人です。生活を回すために来ているわけではありません。

それなのに夫は、「誰かが来たから、大丈夫」と考えていたようでした。

私に必要だったのは

結局、私は重たい体を起こしてミルクを作り、離乳食を準備しました。洗濯機を回し、干したのも私です。

もちろん、義姉には感謝しています。子どもたちを可愛がってくれることは本当にありがたいと思っています。

でも、私がしんどい時に求めていたのは、子どもの遊び相手だけではありませんでした。

ミルクの時間を気にしたり、洗濯を回したり、その時に必要なことを一緒に考えて動いてくれる人だったのです。

体調が戻ったあと、私は夫に「私が倒れた時は、子どもと遊ぶ人じゃなくて、家事をする人が必要なんだよ」と必死に伝えました。

すると少し黙ったあと、「俺、姉ちゃんが来れば何とかなると思ってた」と言ったのです。

それ以来、夫が「ミルクの時間大丈夫?」「洗濯回す?」と確認してくれる場面が少しずつ増えました。

誰かが手伝ってくれることと、自分の役割を誰かに任せることは別なのだと、夫婦で改めて考えるきっかけになった出来事でした。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本記事内の画像はイメージです。実在の人物・製品・ブランドとは関係ありません。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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