筆者の体験談です。離婚が決まった頃、伯父に呼び出されて行ってみると、待っていたのは意外な時間でした。
画像: 離婚を決めたら「ちょっと来い」親族の重鎮から緊急呼び出し。「やり直せなかったのか」まさかの展開に

突然の呼び出し

離婚が決まった頃、伯父の家に行くように親から伝えられました。
伯父は親族の中でも一目置かれる存在で、親族に何かあれば相談を受けたり意見を求められたりする人でした。
「ちょっと話を聞かせろ」
伯父は事情は聞いているものの、一度私の口から話を聞きたいと言っていたそうです。

私は気が重くなりました。
離婚について何か言われるのではないか、考え直せと説得されるのではないか……。
会う前から、そんなことばかり考えていたのです。

緊張が募る中で

連絡を取ると「来れるようならすぐにおいで」と言われ、そのまま伯父の家に向かいました。
伯父と向かい合って座った私は、自然と背筋が伸びます。
すると伯父はやさしい声で「急に離婚なんてどうしたんだ?」と穏やかに尋ねてくれたのです。

私は少し戸惑いながらも、結婚生活のことや離婚を決意するまでの経緯を話し始めました。
すると伯父は途中で話を遮ることなく、耳を傾けてくれたのです。
「それでお前はどう思った?」「他に方法はなかったのか?」
責めるような口調ではありません。
伯父は何度もうなずきながら話を聞いてくれましたが、私は緊張したままでした。

聞きたかったこと

気づけば私は、離婚を決意するまでの経緯だけでなく、離婚後の生活への不安まで包み隠さず話していました。
長い話を聞き終えた伯父は、しばらく黙ってから口を開きました。

その言葉は、予想していたものとは違いました。
「困ったことがあったら言えよ」「弁護士を紹介しようか」と声をかけてくれたのです。
私は思わず伯父の顔を見返しました。
反対されると思っていたのに、離婚を引き止める言葉は最後まで出てきませんでした。

伯父の真意は

今振り返ると、伯父が知りたかったのは離婚を反対するための理由ではなかったのだと思います。
本当に私自身が納得して決めたことなのか。
感情だけで結論を出していないか。
それを確かめたかったのかもしれません。

あの時は緊張して仕方ありませんでした。
でも、自分の話を最後まで聞き、理解しようとしてくれた人がいたことは大きな支えになりました。

体験者の声

親族だからこそ厳しい言葉が返ってくると思い込んでいましたが、あの日の伯父の言葉は、今でも忘れられません 。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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