だんだんと気温が上がり、子供たちが水遊びをしたがる季節。これは、筆者が提案した「お風呂場での水遊び」が引き起こした思いがけないトラブルのお話です。
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

お風呂場を水遊び場に

6月、日中はかなり暑くなっていましたが、庭に大きなビニールプールを出して遊ばせるにはまだ少し早い時期のこと。

5歳と6歳の息子たちは「水遊びがしたい!」「暑い!」と大騒ぎ。そこで私は、万が一の転倒や溺水のリスクを減らすため、浴槽の栓を抜き、足元にわずかに水がたまる程度(数センチ)にして「ここでおもちゃを使って遊んでね」と約束させて、水遊びを提案しました。

息子たちは大喜びでお風呂場へ。「これなら安心だし、様子を見ながら夕食の準備も進められる」と、私はしっかり対策をしたつもりでいました。

一瞬の違和感に血の気が引く

キッチンで夕食の準備をしながら、私は1〜2分おきにお風呂場に「楽しんでる〜?」と声をかけ、息子たちの気配を感じ取るようにしていました。

「キャッキャ」というはしゃぎ声を聞きながら手早く料理を進めていましたが、ある時、ふとお風呂場からの音がピタリと止んだのです。

「……え、静かすぎない?」

子育て中、子供が急に静かになる瞬間ほど恐ろしいものはありません。嫌な予感がして一気に血の気が引き、私は手に持っていた調理器具を置いて、慌ててお風呂場へ駆け込みました。

絶句。一歩間違えれば大事故に

目の前に広がっていたのは、床や浴槽が、真っ白な泡で埋め尽くされた大惨事のお風呂場でした。

呆然とする私に向かって、泡まみれの息子たちは「ママ見てー! アワアワおばけー!」と無邪気な笑顔。事情を聞くと、なんとお風呂場に置いてあったボディソープや私のシャンプーのボトルを全開で押し続けて泡を作っていたというのです。

中身が空っぽになったボトルたちと、滑って転びそうなくらい泡だらけの床。もし息子たちが足を滑らせて後頭部を強打していたら……もし泡が口や目に入ってパニックになり、喉に詰まらせていたら……。

「大事に至らなくて本当によかった」と、膝が笑うほどの安堵と同時に、自分の配慮不足に対する冷や汗が止まりませんでした。その後は夕食どころではなく、息子たちを慎重に誘導して体を洗い流し、お風呂場の洗浄に追われました。

筆者の見解

「声が聞こえているから」「水深を浅くしたから」と安心するのではなく、お風呂場での水遊びは常に目の届く場所で一刻も目を離してはいけないと、今でも思い出しては身が引き締まる出来事です。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年6月】

※幼児の水遊び・お風呂場での遊戯は、わずかな水深でも、溺水のリスクがあり、洗剤類による転倒・誤飲などによって予期せぬ事故につながる重大なリスクもあります。必ず保護者が付き添い、手の届く範囲で見守りを行ってください。

※本記事内の画像はイメージです。実在の人物・製品・ブランドとは関係ありません。
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藤野ゆうこ
2度の離婚を経て、シングルマザーとして介護職の管理者を務める現役会社員。現場で触れてきた数多くの家族の人生模様や、自身の波乱万丈な実体験をベースに、読者が同じ苦労をしないための教訓を込めたコラムを執筆。現在は介護現場や周囲への取材を通じ、嫁姑・夫婦関係・ママ友など、複雑な人間関係のトラブル解決に繋がる情報を発信中。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.