仕事中はマスクが必須な職種の知人。職場でよく会う子どもに初めて素顔を見せたところ、心が洗われるひと言をかけられました。知人から聞いたお話を紹介します。
画像: マスク姿しか知らない子どもに【素顔を見せた日】──思いがけないひと言

調理員

私は30代のワーママです。
仕事は保育園の給食を作る調理員。
子ども好きという性格と、調理師の免許を持っているということで、この仕事を選びました。

調理室はガラス張りなので、子どもたちはしょっちゅう給食を作る様子を覗きにやって来ます。
「今日の給食なーに?」「おいしそう!」
など、声をかけてくれる子どもたち。

そんな交流が楽しかったですし、目の前の子どもたちが実際に食べると思うと、やりがいもありました。

ただ、こういった仕事ならではの環境が、子どもたちとの交流の障害になることがあったのです。

誰か分かってもらえない

それは、仕事中必須であるマスクと帽子を取ると、私だと気づいてもらえないということです。

街中でも、こちらが「○○ちゃんだ」と気づいても、向こうはまったくスルー。
「そりゃそうだよね。マスクと帽子をしている顔しか見たことがないんだもの」
そう思い、声をかけず見送ることがほとんどでした。

それと共に、少し寂しい気持ちを抱いていたのです。

素顔で会う

いつもどおり、給食の配膳が済んで片付けも終わった頃のこと。

白衣を脱いだ私は、帰宅の準備をしていました。
そのとき、「失礼しまーす」という声とともに職員室の扉を1人の子どもが開けました。
見ると、いつも調理室を覗きに来るB君です。

思わず「あら、B君」と声をかけましたが、B君は私が誰だか分からないようす。
しばらく経って、「あ、調理室の〇〇先生か!」と分かったようでした。

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