職場で「なんとなく引っかかる人」に出会ったことはありませんか? 特別な出来事がなくても、小さな振る舞いに違和感を覚えることがあります。そして、後になってその理由が分かることもあるものです。今回は、筆者がクリニックの受付で働いていた頃のエピソードをご紹介します。
画像: <まさか>「資格取得済み」を信じて採用したものの「何か引っかかる」→『違和感の正体』に、一同絶句

やる気いっぱいで現れた、30代の男性

クリニックの受付で働いていた頃の話です。
当時、私が勤めていたクリニックでは、カイロプラクターの助手を募集していました。

面接にやってきたのは大柄な30代の男性で「資格を取ったばかりです」と話し、やる気も十分。意気込みも強く伝わってきました。

院長はその姿勢を評価し、採用が決定。新しいスタッフが入ることを、私たちも前向きな気持ちで迎えていました。

働き始めて見えてきた、指導とのズレ

ところが、少しずつ目につくことが増えていきました。まず気になったのは、身だしなみでした。
貸し出した制服は翌日にはすでにシワだらけ。ロッカーにはハンガーもあるのに、整えている気配はありません。

勤務時間ぎりぎりに来て、ロッカーで大きな音を立てながら慌ただしく着替えている様子の音がロッカー室の外にまで響いています。髪も整っておらず、マスクは毛羽立っていて、何日も使い続けているように見えるほど。

受付にいた私たち女性スタッフは、顔を見合わせました。患者様の体に触れる仕事なのに、この状態で大丈夫だろうかと感じたのです。

その後、身だしなみについても何度か声をかけられていましたが、なかなか改善される様子はありませんでした。

広がった微妙な空気

ある日、指導していたカイロプラクターが彼に声をかけました。

「何回も説明しているけど、メモは取っている?」
すると彼はポケットをゴソゴソと探り、くしゃくしゃになった紙を取り出しました。

「……あ、はい。取ってます」

紙は折れ曲がり、どこに何が書いてあるのか分からない状態でした。
指導を受けても、それを整理して身につけようとする様子は見られなかったのです。

もちろん、メモをする紙が整っていないからといって、仕事ができないとは限りません。それでも、どこか言葉にしづらい空気が流れたのを覚えています。

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