家族との距離感に悩むことはありませんか? 関係を築こうとしても、どこか踏み込みきれないまま時間が過ぎていくこともありますよね。しかし、何気ないやりとりの中に、あとから気づく想いが隠れていることもあります。筆者のエピソードをご紹介します。
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距離が埋まらないまま過ぎていた時間

結婚してしばらくの間、義実家へ行くときは緊張していました。
義母はクールで、口数が少ない人。

食卓にはいつもおいしい料理が並びますが、一緒に座って食べることはなく、キッチンに立ったまま忙しく動いています。

「手伝います」と声をかけても「大丈夫だよ」とやさしく、でもあっさり返されます。
まだうまく距離をつかめていない、と感じていた時期でした。

差し出されたもの

それからしばらくして、私は妊娠しました。
少し肌寒くなり、大きくなったお腹を抱え義実家へ帰省したときのことです。

義母が、声をかけてくれました。
「Rちゃん、これ、よかったら使って」

そう言って渡してくれたのは、モコモコのひざ掛けでした。お腹にくるっと巻いてボタンで留められるタイプのブランケットです。

ちょうどお腹が冷えるのが気になっていたので、ありがたく使わせてもらいました。

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