41歳、離婚を機に保育士を目指し短大へ入学。18歳の若者に囲まれ「何この人」と浮いていた筆者が、いかにして周囲と打ち解け、最後には「ママ」と呼ばれるまでになったのか。人生を塗り替えた2年間の物語です。
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41歳からのリスタート。選んだのは「保育士」への道

離婚が決まったとき、私は41歳でした。
悲しむ暇もなく頭をよぎったのは、「これから息子とどうやって生きていくか」という切実な問題でした。

「手に職をつけなければ」。そう決意した私が選んだのは、保育士の資格を取るために短大へ入学することでした。
40代にして、もう一度「学生」に戻る。
それは、自分の人生を根底から作り直すための、負けられない挑戦の始まりでもありました。

浮きまくった入学初日

入学初日、気合は十分でした。

大きな声で「おはようございます!」と挨拶をして教室に入りました。

しかし、そこに広がっていたのは18〜19歳の若者たちだけの世界でした。
私の声が響き渡った直後、視線が一斉に集まり、教室は一瞬の静寂に包まれました。
遅れて小声で「おはようございまーす……」と返ってきた、あの何とも言えない気まずい空気感。周囲の視線は困惑に満ちていました。

「場違いだったかもしれない」と思った私は、翌日から忍者のように気配を消し、誰の目にも留まらないようコソコソと後ろのドアから教室に入るようになりました。

「何この人」という無言の壁。それでも私は諦めなかった

最初の数週間は、見えない壁が存在していました。
周囲から漂ってくる「何この人」という空気感。
グループワークの際も、親子ほど年齢が離れた私に対して、学生たちはどう接していいか分からず、なんとなく私だけが輪の外にいるような孤独感がありました。

それでも、私は臆せず話しかけ続けました。
お友達を作るために、ここに来たわけではない。資格を取って、息子と生きていくために来たのだから。
その必死さが、少しずつ私の背中から「余計な緊張感」を消していったのかもしれません。

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