筆者の話です。妊娠後期の通勤電車は、想像以上に体にこたえるものです。
優先席の近くに立っていても必ず座れるわけではなく、揺れる車内でつり革につかまりながら過ごす時間は、体力的にも気持ち的にも少しつらいものでした。そんなある朝、遠足に向かう中学生たちの優しさに、思いがけず心を救われる出来事がありました。
画像: ftnews.jp
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妊娠後期の通勤ラッシュは想像以上に大変だった

妊娠後期に入ったころ、私は毎日電車で通勤していました。産休まであと少しという時期で、お腹がすっかり大きくなり、通勤ラッシュの電車に立って乗るのは想像以上に大変でした。優先席の近くに立っていても必ず座れるとは限らず、つり革につかまりながら揺れに耐える時間は、体力的にも精神的にも少しつらいものがありました。

いつもより混雑していた電車の理由

ある朝、駅のホームに人がやけに多い日がありました。理由はすぐにわかりました。近くの中学校の遠足の日だったのです。楽しそうな中学生たちがホームにも車内にもあふれ、電車はいつも以上に混雑していました。車内は賑やかで、友達同士の楽しそうな声があちこちから聞こえてきます。普段よりも騒がしい車内に、正直なところ私は少しだけげんなりしていました。お腹も重く、ただでさえ立っているのがつらい朝だったからです。

一人の中学生の行動

そんなときでした。目の前に座っていた一人の女の子が、ふと私のお腹に気づいたのでしょう。ぱっと立ち上がり、にこにこと笑いながら「ここに座ってください!」と声をかけてくれたのです。突然のことに少し驚きながらも、お礼を言って席に座らせてもらいました。座った瞬間、張りつめていた体の力がすっと抜けたのを覚えています。

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