筆者の友人Aの話です。
義父の相続手続きが終わり、ようやく落ち着いたと思っていました。
しかしその頃から、義実家に来ていた人たちがぱたりと来なくなってしまったそうです。
画像: 「相続が終わったら、誰も来なくなった」仏壇を守る「私」が感じた『お金で切れる縁』と『切れない想い』

相続のあと

「やっと一段落ね」
義父が亡くなってから続いていた相続の手続きが終わり、Aはようやく肩の力を抜きました。

Aは玄関別の二世帯住宅で義母と暮らしています。
義父が亡くなったあと、財産の分け方について何度も話し合いを重ねました。

夫の弟や妹にもきちんと分配され、書類の手続きはすべて完了。
特に揉めることもなく、話は落ち着いた形でまとまりました。
家の中にも、少しずつ静かな日常が戻ってきました。

消えた訪問

ところが、それから様子が変わります。
それまで時々顔を出していた夫の弟妹が、急に来なくなりました。
以前は、用事があるたびに立ち寄り、仏壇に手を合わせたり、義母と少し話して帰ったりしていたのです。

最初は、みんな忙しいだけだろうと思っていました。
しかし、いくら月日が経っても、玄関のチャイムが鳴ることはありません。
仏壇の花を替え、線香をあげるのも、自然とAの役目になっていきました。
義母は隣で静かに手を合わせ、Aが花を替える日が続きます。
いつの間にか、静かな家の中で、仏壇の前に立つのはAばかりになっていました。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.