筆者の話です。
父が旅先に求める「魚の美味しさ」に、いつも首をかしげていました。
けれど旅の途中で聞いた【ある一言】が、父の本音をそっと浮かび上がらせて──。
画像: 豪華な舟盛に「普通」と言い切る父。クレーマーかと思いきや →『贅沢すぎるジレンマ』に娘「そういうことか」

父の希望

家族旅行の行き先を決めるとき、父は必ず「魚が美味しいところがいい」と言います。
瀬戸内海の島で育った私たちにとって、釣りたての魚はいつもの味。
父も母も釣りが趣味で、夜釣りのあとは台所でさばくのが日常でした。

そんな家庭だったこともあり、私は父が旅行を楽しめるよう、美味しいと評判の宿や地域を調べては、いくつもの候補から慎重に行き先を選んでいました。

満足しない理由

ところが、旅行先で料理が運ばれてくると、見栄えはとても良いのに、父は口に運んだ瞬間だけわずかに表情を曇らせます。
追加で舟盛まで頼んで、食卓は豪華そのものなのに、どこか腑に落ちないような表情をする瞬間が続きます。
「美味しいはずなのに、どうしてだろう」と胸の奥に違和感が少しずつ積もっていきました。
旅先の食卓で、私たちだけ味の受け取り方が違うような、その小さなズレが気になり始めたのです。

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