これは、私が実際に体験した話です。
イベントの帰り、「せっかくだから食べて帰ろう」と軽い気持ちで私とママ友A子はファミレスに立ち寄りました。
食べ放題もあるお店にだったにもかかわらず、お互いの子どもたちが小さかった頃の感覚で「単品シェアにしようか!」と笑った私とA子が直面したのは、予想を遥かに超える成長期男子の食欲でした。
画像: 子連れファミレスで「う、ウソでしょ(涙)」【単品シェア】を選んだママ友と私を襲った『大誤算』

「単品シェアでいいよね」母たちの甘い見通し

子どもたちが楽しみにしていたイベントが終わり、夕食をどこで済ませるかという話になりました。
お相手は、習い事が一緒のママ友A子と小学校高学年の息子たち(計三人)、食欲がどんどん増してきているお年頃です。

お店は、子どもたちが大好きなファミリーレストランに決定しました。
そこは食べ放題のコースもあるのですが、つい子どもがまだ小さかった頃の感覚で「唐揚げやハンバーグ、ピザやポテトとかの単品をシェアすれば、いろいろ食べられるし安く済むよね!」とA子と顔を見合わせて笑ってしまったのです。
それは、「息子たちが小さい頃は、単品のシェアでも十分にお腹いっぱいになっていた」というイメージが強かったからかもしれません。

「せっかくの外食だし、あれこれ頼もう!」と、タッチパネルで山盛りの唐揚げ、ハンバーグ、フライドポテトなどを注文。もちろん、大人の私たちも「自分たちの分は、軽めにパスタでも」と控えめでした。このときの私たちは、これから始まる大誤算を全く予想していませんでした。

予想外の展開となった食事会

運ばれてきた料理を見た瞬間、息子たちは目を輝かせました。そして、そこからはもう「食べる」というより「目の前から消える」という表現がふさわしいような光景が繰り広げられました。

私たち大人がパスタを取り分けている間にも、唐揚げの山はみるみるうちに低くなり、ポテトは跡形もなく消え去ります。まだ一口も口にしていないA子のパスタを横目に、息子たちの口からは「足りない!」「ポテトもう一皿!」「ハンバーグは!?」と、止まることのない追加オーダーのコールが響き渡ります。

もはや、大人たちの食事は諦めムード。
タッチパネルを操作するマシーンと化した私とA子は、ひたすら追加のボタンを押し続けます。
その間にも、子どもの食欲は衰えることを知らず、まるで胃袋にブラックホールでも開いているかのように、次々と料理を飲み込んでいくのです。

A子の顔から笑顔が消え、視線はタッチパネルの隅に表示されている会計金額に釘付けです。私も恐る恐るその数字を見て、息を飲みました。

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