高齢の母と出かけるたびに増えていく、“ヒヤリ”の瞬間。検査では認知症ではないと分かったものの、不安や焦りが行動につながるようです。少しでもお互いの負担を減らそうと、小さな工夫を重ねる筆者の体験談です。
画像: <高齢母にヒヤリ>待ち合わせ場所に母がいない!「似た人がいたから追いかけた」→ 娘が学んだ寄り添い方

母と出かけるたびに増える“ヒヤリ”の瞬間

最近、高齢の母と出かけると、以前よりヒヤッとする場面が増えてきました。

ある日、観光施設を訪れたときのことです。
母には近くのベンチに座って待っていてもらい、私はチケットを買うために行列へ。
ところが、順番が来てチケットを購入していると、いつの間にか母がそばに立っていたのです。
行列の中をすり抜けて追いかけてきた、と得意げに言う母に驚きつつ、「待っててね、と言ったでしょ!」……と、ついカッとなり言ってしまいました。

本人は“良かれ”と思って動いている

似たような出来事は、一度だけではありません。
「荷物を見ていてね」と母に頼んで自動販売機へ向かうと、そばにきて「小銭ある?」と声をかけてくる。その間荷物はベンチに置きっぱなし。

また別の日には、待ち合わせ場所に母の姿が見えず、慌てて探しまわったことも。
理由を聞くと「あんたに似た人を見かけたから追いかけた」と言いました。

どれも、母なりに「よかれ」と思って行動しているのはわかっています。それでも、危険な場面になりかねないため、どう接していいのか悩むことが増えました。

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