皆さんには、子育てに悩んだ時期はありますか。子どもがいくつになっても次から次へと悩みは尽きませんよね。今回は、筆者の友人M奈が体験した、これから訪れる12月の季節にぴったりな心温まるエピソードをお届けします。
画像: 「サンタさん、いないんだって」息子、大ショック! でも「もし本当なら──」私の父がかけた言葉は

小学生になったばかりの息子

私は小学生になったばかりの男の子の母です。息子のK男は、活発で明るく、誰とでも仲良くなれるタイプです。息子が小学生になった事をきっかけに、私は念願の社会復帰。3人家族の新しい生活が始まった頃でした。

息子が集団登校をするようになり、近所に住む年上の子と話す機会も増え、友達の幅が広がる事を私は純粋に喜んでいました。しかし、ある出来事を境に、息子の表情が曇る日が訪れるのです。

上級生からの突然の宣告

ある日の肌寒い夕方、いつもなら「ただいまー!」と元気よく帰ってくる息子が、その日はうつむき気味で帰宅しました。そんな息子の様子に私はすぐに気づき、「どうしたの?」と声をかけると、ぽつりと一言。

「……サンタさんなんていないんだって。上級生が言ってた」

いつも明るい息子が、ショックを隠しきれず涙目になっている姿に、私の胸がぎゅっと締め付けられました。なんとか励まさなくてはと思いましたが、どう言葉をかければいいのか、うまく答えが見つかりません。私は言葉を探せないまま、夕食の支度にとりかかろうとしていました。

タイミングよく現れた救世主!

その時、偶然にも両親が訪問してきてくれたのです。思わぬ救世主の登場に驚くと共に、私はすぐに事情を説明しました。すると、母が「お父さん、ちょっと話してあげて」と小声で促し、父がゆっくり息子の横に座りました。

「お母さんから聞いたよ。その上級生は、サンタさんが来なくなったから、信じなくなったのかもしれないね」

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