久しぶりのヘアチェンジ。気分が上がる小さな変化に、夫から放たれたショックな一言で筆者の友人・サワさん(仮名)は言葉を失いました。その時、中学生の娘が夫に見事なクリティカルヒット。予想外の展開を迎えたのです。
画像: 夫「若作りってかんじ」前髪を作った妻への【無神経な一言】→「じゃあパパも」娘の『一撃』にノックアウト

夫の無神経な一言

久しぶりに前髪を作って帰宅したサワさん。

鏡を見るたびに気分が上がる、そんな小さな幸せを噛みしめていました。

「ただいま〜」

リビングに入った瞬間、ソファでゲームをしていた夫が顔を上げました。

「なんか……若作りってかんじ」

怒りより先に、不安が襲ってきました。

えっ、変なの? 似合ってない?

自分ではイイと思っていたのに。正直、40代になってからファッション迷子。

「夫! なんなの、その言い方は」、なんて文句の一つでも言おうとしたのですが、

サワさんの心の中は、焦りと恥ずかしさでぐちゃぐちゃになってしまったのです。

怒りと落ち込みが一気に押し寄せて、言葉が出てきませんでした。

娘の一撃

その時、隣にいた中学生の娘がポツリとつぶやきました。

「じゃあパパも、年相応にゲームやめたら?!」

ピタリと止まるコントローラーの音。

毎晩ゲーム三昧の夫・45歳が、固まりました。

サワさんと娘、思わず同時に吹き出してしまいました。

娘のタイミング、完璧すぎます。

今更のフォロー

30分後、夫がコソコソと近寄ってきました。

「……似合ってると思うよ」

今更なんだよ! 一度言ったら取り消せないんだよ!

夫に言い返したものの、バスルームの鏡を見ると不安な気持ちがよみがえってきました。

その時、娘が肩越しにのぞき込んできて言ってくれたのです。

「ママ、めっちゃ可愛いよ」

大切なのは

サワさんは今、前髪を楽しんでいます。

夫は毎晩ゲームを楽しみ、娘は的確なツッコミを入れてくる。

好きな髪型も、ゲームも、楽しむのに年齢なんて関係ない。

娘の一言が教えてくれたこと。

家族それぞれが好きなことを楽しめる毎日が、何より幸せなのだと思います。

久しぶりに前髪を作り、鏡を見るたびに気分が上がる、そんな小さな幸せを噛みしめたいです。

【体験者:40代・女性/会社員、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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