筆者の友人・H代は夫と中学2年生の息子の3人家族。義母とはそりが合わないため、少し距離を置いたお付き合いをしていました。そんなある日、H代のもとに義母からとんでもないメッセージが来たそうです。
画像: 義母「食事会は、何があっても参加しなさい」孫の大会もダメ!? 自己中な要求に → 嫁が反撃した結果

義母からのメッセージ

私の息子は中学入学と同時に卓球部に入部。
学校が地域でも有数の強豪校ということもあって、土日祝日も関係なく練習に励んでいます。

ある日、いきなり義母からLINEのメッセージがきました。

「8月の第三日曜日に食事会をするから、万難を排して参加してください」

万難?

「万難を排して」とは、「いかなる困難や障害があっても、それをすべて取り除いて」という意味です。夫に相談すると「あぁ、俺のところにも連絡があったよ。たまには顔出せってことなんだろうな」とのこと。
しかし、その日はちょうど息子の部活の大事な大会の日。
私が行けないと告げると「じゃあ、俺だけで行ってくるわ」という話になりました。

それから3日後。
いきなり義母から電話がかかってきました。
「万難を排して参加しろって言ったわよね?」とけんか腰の義母。
どうやら夫からの連絡を受けて、文句を言うために電話をしてきたようでした。

嫁の反撃

「その日はS太(息子)の大事な大会があって……」と言うと、義母は聞いていなかったかのように「だから万難を排してって言ってるでしょ!」と言い出したのです。

一方的な言い方に腹が立った私は「今回の大会は『万難』ではありません! 今まで頑張って来て、ようやく勝ち上がったから出られる大会なんです!」と言い返しました。

今まで盾突くことがなかった私の反撃に、義母は少したじろいだ様子でしたが「M(義姉の娘)が今度留学することになって、その壮行会をやるのよ!」と怒鳴り散らしました。

確かにそういう事情であれば、親族が多く参加した方が良いのかもしれませんが、私はせっかくの大会に欠場するほどの理由ではないと考え「Mちゃんには私から連絡を入れて、事情を話しておきます!」と言って、電話を切ってしまったのです。

後日談

後日、食事会に参加した夫から、面白い話を聞きました。

義母が私の欠席理由を言い出し「冗談じゃないわよね! せっかくの壮行会なのに!」と言うと、当の本人であるMちゃんが「私でも大事な大会ならそっちに出るけど? S太君、すごいじゃん!」と言い、義母は何も言えなくなったそうです。

それからというもの、義実家との付き合いはさらに距離を置いたものになりました。
義母は「謝りたい」と夫に連絡してきたそうですが、私は一切接触しないようにしています。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文学科を卒業しOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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