子どもの「絶対頑張るから!」に振り回された経験がある親御さん、多数いらっしゃると思います。筆者の友人B子もその一人で、娘の強い希望でとある部活動に入部しましたが、蓋を開けてみれば案の定……
画像: 「お願い、絶対起きるから!」でも案の定、部活の朝練に苦しむ娘に「やっぱり」母娘が選んだ『道』は

朝練のある部活に入部

B子の娘C子は、小学4年生の時に学校の音楽系の部活動に入部しました。
自分から入部したいと訴えてきたC子。

朝練習が週に3回もあるからきついんじゃない?
B子は心配しました。
C子は朝早く起きるのが苦手で、毎朝苦労していたからです。
しかしC子の、
「絶対頑張って起きるから!」
強い気持ちに押され、入部を決めました。

そして入部後、案の定朝早く起きるのに苦戦します。
朝練がある日は6時半に起きないと間に合わないスケジュールなのですが、普段より1時間ほど早い起床はC子には辛いものでした。

朝起きられずに泣く娘

毎回ぐずぐずと泣き支度をする手も遅く、いつも時間ギリギリに出発したり、時にはどうしても起きれなくて休んでしまったり。
こんな状態だと他の部員のみんなに迷惑になるから退部させた方がよいのではないか……?
B子は毎日葛藤していました。

そんな日々が続き、部活動の一大イベント、演奏会の日がやってきました。
日頃の練習の成果を全校児童の前で発表するというものです。
C子はこの日のために彼女なりに練習を頑張っていました。

素晴らしい体験は人を変える

そして、大勢の観客の前で仲間たちと演奏を成功させ、大きな拍手を浴びる体験をしたことで、C子の中で何かが変わりました。
演奏会後、C子は別人のように朝元気に家を出て行くようになりました。
部活が楽しくて仕方ない様子です。

子どもは何かのきっかけで大きく変わることが出来る、そしてめざましい成長を見せてくれるものなんだ、と感動を覚えた出来事です。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:田辺詩織
元医療事務、コールセンター勤務の経験を持つ在宅ワーカー。文学部出身で、文章の力で人々を励ましたいという思いからライターの道へ。自身の出産を機に、育児ブログを立ち上げ、その経験を生かして執筆活動を開始。義実家や夫、ママ友との関係、乳幼児期から中学受験まで多岐にわたる子育ての悩みに寄り添い、読者が前向きになれるような記事を届けている。

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