急いでいる時に限ってやらかす……この日の筆者は用事があるため急いで自転車を走らせていました。気の焦りからカゴの中の荷物を落としてしまい余計にあわててしまいますが、そんな時に颯爽と現れたのは?
画像: 「ああ! 荷物が!」ママチャリで走行中、カゴの中身が散乱。マダムの「あらら」からの神対応に感激!

幼稚園からの帰り道

ある日幼稚園のお迎えからの帰り道、子供を電動自転車の後ろの座席に乗せて走っていた時のことです。
その日は持ち帰る物がたくさんあり、体操着袋や上履き袋、鍵盤ハーモニカなどで前カゴが荷物でいっぱいになっていました。

少し急いでいたこともあり、適当に積んだ荷物が不安定なバランスのまま走行していたところ、段差を乗り越えたタイミングで自転車が跳ね、カゴの中の荷物の一部が盛大に飛んでしまいました。

やってしまった……!!

散らばる荷物を拾ってくれたのは

道路に散らばった荷物を見て、あわてて自転車を降りようとしたところ、
「あらあら、大変!」
前を歩いていたマダムが物音に気づいてすぐに駆け寄って来てくれました。

マダムは落ちていた荷物をすばやく拾い集め、手際よくカゴに戻してくれました。
あまりに鮮やかな動きで、私は自転車を降りる間もなく、感激してその様子を見ていました。

「行ってらっしゃい」に感無量

「はい、これで大丈夫かしら。気をつけて行ってらっしゃい!」
マダムは素敵な笑顔で送り出してくれました。

電動自転車は車体自体も重く、さらに後ろに子供が乗った状態でスタンドをして安定させるには一苦労だったりします。
すぐに駆け付けてくれたマダムに申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいでした。

お礼を言うと、
「いいのよ~、お母さん頑張ってね!」

そんな優しい言葉に見送られ、私は軽やかにペダルを漕ぎ出したのでした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:田辺詩織
元医療事務、コールセンター勤務の経験を持つ在宅ワーカー。文学部出身で、文章の力で人々を励ましたいという思いからライターの道へ。自身の出産を機に、育児ブログを立ち上げ、その経験を生かして執筆活動を開始。義実家や夫、ママ友との関係、乳幼児期から中学受験まで多岐にわたる子育ての悩みに寄り添い、読者が前向きになれるような記事を届けている。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.