お見舞いは、病気や事故などに遭った人を慰めたり励ましたりするために訪問すること。相手を思う気持ちから行くもので、本来は義務や労働ではありませんよね。今回は、そんなお見舞いに関する身近な人の発言にドン引きした経験のある筆者の知人、Mさんのお話です。
画像: 「お見舞いに来たんだから、くれるよね?」入院中、見舞いに来た義妹の『本当の狙い』にドン引き

夫が入院

当時Mさんは、旦那さんが事故に遭って入院したため、仕事を休んで付き添っていました。

「あなた、災難だったわね…… 」
「うん、でも大したことなくてよかったよ」
旦那さんのケガは命に別状なく、入院も一週間程度。
旦那さんが事故に遭ったと連絡があったときは生きた心地がしなかったMさんでしたが、かけつけた病院で旦那さんの案外元気そうな姿に安心しました。

「調子はどう? 」
入院した翌日、義母が旦那さんの好物をもってお見舞いに来てくれました。
「痛むのは痛むけど、まあ大丈夫だよ」
「なら良かったわ、早く良くなるといいわね。保険屋さんには連絡したの? 」
旦那さんは義母の知り合いを通じて入院保険に加入しており、すでに連絡したことと保険金がおりることを伝えました。
「よかったわ、やっぱり保険って大事よね~ 」
義母は少しおしゃべりをして、旦那さんのケガがさほどひどくないことに安心して帰っていきました。

お見舞いに来る義妹

その翌日。
「お兄ちゃん大丈夫~?」
義実家で暮らしている義妹がお見舞いにやってきました。
「かわいい妹がお世話しにきてあげたよ」
ケガをした兄のことが心配なのか、義妹はMさんが付き添っているにもかかわらず何かと旦那さんの世話を焼こうとします。
「そんなに重傷じゃないから大丈夫だよ……」
旦那さんは少し戸惑っている様子でしたが、実の妹が心配してくれていると思うとまんざらでもないようで、嬉しそうな表情を浮かべていました。

「お兄ちゃん、また来てあげたよ!」
なんとその翌日も翌々日も、義妹はお見舞いにやってきました。Mさんが「お仕事は大丈夫?」と尋ねると、今は働いていないといいます。

ヒマを持て余しているのかな、と思ってMさんは特に気にせず、妹に世話を焼かれている旦那さんを見ていました。

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