どれだけ親しい相手でも、心がすれ違って仲違いをする瞬間は訪れます。そんなとき、周囲の言葉に振り回されてしまうこともあるはずです。今回は、筆者の友人が体験したエピソードをご紹介します。
画像: 親友との大喧嘩。みんなの「仲直りしなよ」より、母の【たった一言】が私の心を変えたワケ

親友と大喧嘩

社会人になったばかりの頃、私は初めて「親友との絶交」を経験しました。

小学校からの付き合いで、どんなことも分かち合ってきた──私にとってかけがえのない存在の親友。
それなのに、些細な誤解と意地の張り合いから険悪なムードになり、お互い引くに引けないまま、あっという間に溝が深まってしまったのです。

怒りと悲しみで頭がいっぱいだった私は、「もう一生会わない」と心に決め、彼女からの連絡をすべて無視しました。

周囲の声にも反発して……

そんな私を心配して、周りの友人たちは口々に「早く仲直りしなよ」「あんなに仲良かったんだから、もったいないよ!」「意地張ってないで、謝りに行きなよ」と声をかけてくれました。

みんな私たちのことを思って言ってくれているのは分かっていましたが、その時の私は「私の気持ちなんて分からないくせに」と心を閉ざしていました。

素直に受け入れられず、ふさぎ込んでばかりいる私の傍にただ黙っていてくれたのが母でした。

母は無理に励ますことも、意見を押し付けることもなく、いつもと同じように接してくれました。

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