知っているようで意外と知らないご近所さん。
筆者の場合、向かいに住んでいた男子中学生のK太くんに、あまり良い印象を持っていませんでしたが、雪の積もった翌日の「あること」で、ガラリと印象が変わった体験をしました。
画像: 「挨拶の返事もない」近所の少年にモヤッ。でも大雪の翌日に起きた『意外な光景』に「見る目が変わった」

向かいのお家の中学生、K太くん

わが家の向かいのお家に、K太くんという中学生の男の子がいました。
K太くんは、私や夫が挨拶しても返事や会釈することもなかったので、あまり印象が良くありませんでした。

雪の積もった翌日に……

ある日、珍しく雪が積もるほど降っていました。
しんしんと降り積もる雪を見ながら「明日は朝から雪かきだね~」と夫と話しながら眠った翌朝。外からザクッ、ザクッと雪かきの音が聞こえてきました。

「あ、もうご近所さんやってる! うちもやろう!」と外に出ると、K太くんがお友達と一緒に、近所一帯の雪かきをしてくれていたのです。
しかも、小さい子どもがいるお家のポスト横には、雪だるまを作ってくれている遊び心!

「雪だるまだ!」とはしゃぐ息子が「ありがとう!」とK太くんに言うと、屈託のない笑顔を返してくれました。その後もK太くんはお友達と、楽しそうにかまくらを作っていました。

人を一つの側面だけで判断しない

この一件で、挨拶もないと思っていたけど、大人に対してシャイなだけかも……と、K太くんの印象はガラリと変わりました。人を一つの側面だけで判断してはいけないなと改めて思いました。

もう引っ越してしまいましたが、雪の積もる日は、この出来事を思い出してほっこりしています。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。

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