筆者の知人A子は、お隣さんとは挨拶をする程度の関係でした。ある日、ひょんなことから意外な共通点を見つけて──。お隣さんとの距離がグッと縮まったエピソードをご紹介します。
画像: 「ちょっと怖いな」強面のお隣さんにビビっていた私。テレビを見ていたら、隣の部屋から大声が聞こえてきて!?

わが家のお隣さん

わが家のお隣さんは中年のご夫婦で、ご主人は身体が大きく強面な方で、私にとっては少し近寄りにくい印象があり、お会いしたときに挨拶をする程度の関係でした。

お隣さんも、同じ番組を見てる……?

ある日の夜、テニスの世界大会があり、わが家はテレビをつけて応援していました。日本の選手が得点を重ね、「よし!」とか「ナイス!」とか家族みんなで大盛り上がり。

すると、同じタイミングで、お隣さんからも「よっしゃー!」とか「いいぞ、いいぞ!」と男性の声が聞こえてくるのです。

「あれ、もしかしてお隣さんも、同じの見てる……?」
「この声は、ご主人?」

どこまで踏み込んで聞いていいか迷いましたが、翌日お隣の奥さんにお会いしたときに、昨夜のことを尋ねました。すると「主人はテニスが大好きなのよ~!」と、同じ番組だったことが判明!

それまでご主人にテニスのイメージがなかったので、少し意外で、嬉しいサプライズでした。私もテニスが大好きなので、同じスポーツを愛する者同士ということで、一気に親近感が湧きました。

意外な共通点を見つけ、距離が縮まった

以降、お隣のご主人とはテニス情報を共有する仲になりました。

こんなご近所にテニス仲間ができるなんて、偶然の出来事に感謝していますし、あのとき踏み込んで聞いてみて良かったなと思っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。
特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.