筆者の知人E子さんは夫と2人暮らし。E子さんはインドア派、夫はアウトドア派で、休日はそれぞれが好きなことをして過ごしているそうです。趣味も性格も違う2人が20年仲良くやってきた秘訣とは?
画像: 何もかも正反対な夫婦「何で結婚したんだろうね。でも──」『20年うまくやってきた理由』に考えさせられた

夫婦2人暮らし

E子さん夫婦はお子さんがおらず、2人暮らしです。
夫は超がつくほどの陽気な性格でアウトドア派。
E子さんは物静かな性格でインドア派、趣味は読書や裁縫です。

休日になると夫は友人たちとバーベキューや釣りに出かけ、地域のお祭りが開催される日はお神輿を担いで町内会の人たちと交流する。
そんなことが結婚後ずっと続き、気がつけば20年が経っていました。

それぞれが好きな時間を過ごす

結婚当初、E子さんは夫の趣味や外出に頑張って付き合っていました。
「でもね、慣れないことをしていると疲れちゃって。ある時正直に言ったの。私は家でのんびりしていたいって」
E子さんは当時を振り返って話してくれました。

夫は承知してそれ以降は無理に誘わなくなり、お互いがそれぞれ好きなことをして時間を過ごそうという流れになったとか。

縁とは不思議なもの

「趣味も性格も違う2人がなんで結婚したんだろうって思うわ。学生時代に出会っていたら、同じクラスにいても話をすることもなかったんじゃないかな。ご縁って本当に不思議だよね」
E子さんは笑って言います。

そして続けて、
「性格は反対だと思うんだけど、なぜか一緒にいると居心地がいいんだよね。それと夫はね、明るいように見えてあれで結構悩み事があるとすごく引きずるタイプ。逆に私は何かあってもまぁいっか、と気にしないタイプなの」

趣味や性格は正反対のように見えても、内面のこんなところでバランスが取れているのかもしれない。
E子さんのお話を聞いて、夫婦の在り方について考えさせられたものです。

【体験者:50代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:田辺詩織
元医療事務、コールセンター勤務の経験を持つ在宅ワーカー。文学部出身で、文章の力で人々を励ましたいという思いからライターの道へ。自身の出産を機に、育児ブログを立ち上げ、その経験を生かして執筆活動を開始。義実家や夫、ママ友との関係、乳幼児期から中学受験まで多岐にわたる子育ての悩みに寄り添い、読者が前向きになれるような記事を届けている。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.