筆者の話です。
大阪ドームで推しのコンサートに参加した夜、ホテルに戻るとスマホがないことに気づきました。
絶望的な状況の中で過ごした、不安な時間。
そして、友人の「ある一言」に心が救われた出来事です。
画像: 大阪ドームでスマホを紛失!「どうしよう」絶望の夜 → 友人の『力強い一言』に「救われた」

楽しかったはずの夜が一変

大阪ドームで推しのコンサートに参加した夜。
幸せな余韻に包まれながらホテルに戻った私は、荷物を整理していてハッとしました。
スマホが見当たらないのです。
どれだけ探しても見つからず、胸がざわつきました。
会社用のスマホで位置情報を確認すると、最後の反応はドーム付近。
「まさか会場で落としたのかも……」と一気に血の気が引きました。

問い合わせもできず、不安な夜を過ごす

すぐにでも連絡したかったのですが、時刻はすでに深夜。
拾得物の受付時間は終了しており、翌日の日曜日も事務所は休み。
動きたくても動けない現実に、焦りと不安ばかりが募りました。
ホテルの部屋で寝返りを打ちながら「あの中に大事なデータも全部入ってるのに」と何度も思います。
朝になっても、落ち着かない気持ちは続いていました。

友人の「その一言」に救われた

翌日は、会社用のスマホでなんとかしのいでいました。
心ここにあらずで過ごしていた私に、同行した大阪の友人が声をかけてくれました。
「すぐに取りに行けるよ! 連絡してね。時間休とって取りに行けるから!」
その明るく力強い言葉に、胸の重しが少しだけ軽くなった気がしました。
もし見つかったら、彼女が代わりに動いてくれる。
その存在がどれほど心強かったことか。

「人の優しさ」に支えられた出来事

ドキドキを抱えたまま地元に戻り、翌営業日に連絡しました。
すると、無事に拾得物窓口に届けられていたのです。
送付方法を聞くと「着払いで送れます」との返答が。
事務局の方に着払いをお願いし「お休み取らなくてもよくなったよ。ありがとう」と彼女に連絡すると、彼女は「遠慮しないでよかったのに、でもよかったね」と喜んでくれたのです。

数日後、無事にスマホが戻ってきた瞬間、心の底から安堵しました。
紛失した夜の絶望も、友人の言葉に救われた記憶も、今でも鮮明に覚えています。
あの時、すぐに寄り添ってくれた彼女の優しさが、何よりもうれしかった出来事。
「トラブルの夜」が、思いがけず「友情を再確認した夜」に変わり心強い思い出となりました。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.