高校3年の夏、受験勉強にすべてをかけたひとりの少女がいました。
これは筆者の友人から聞いたお話です。彼女は朝から晩まで塾に通い詰め、帰宅は夜遅く。食事も睡眠も削って「今が勝負」と自分を追い込み続けていました。そんな彼女を支えていたのは、何気ない母の声かけ。けれどそのときは、素直に受け入れることができなかったのです。
画像: 大学受験に焦り、母の「無理しないで」に冷たく言い返した過去 → 合格後に訪れた『試練』とその後

受験勉強にすべてをかけた高校3年の夏

高校3年の夏、私は大学受験に向けて朝から晩まで塾に通い詰めていました。帰宅はいつも23時を過ぎ、睡眠も食事もおろそかに。「今しかない」と自分を追い込むように机に向かい続けていました。そんな私に、母は毎晩のように「ちゃんと食べなさい」「少し休んだら?」と声をかけてくれましたが、そのときの私は「大丈夫だから」と聞く耳を持ちませんでした。

母への反発とすれ違い

ある夜、母が「無理しないでね」と言った一言に苛立ちが募り、「お母さんに私の努力なんて分かるわけない!」と強い口調で言い返してしまったのです。母は寂しそうな顔を一瞬だけ見せ、何も言わずに部屋を出ていきました。その光景が頭に焼きついて離れませんでした。

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