家事や育児、仕事など毎日忙しい人の中には、たまの美容院で過ごす時間はリラックスタイムだと感じている人も多いのではないでしょうか。ゆったり過ごせるしきれいになれるし、明日からがんばろうという気にもなれますよね。今回はそんなリラックスタイムにまさかの邪魔が入ってしまった経験のある筆者の知人、Kさんのお話です。
画像: 美容師「あーあ、髪が傷んでかわいそう」な、なんだって!? 心無い一言に衝撃 → さらなる『追い打ち』が

久しぶりの美容院

Kさんは2人の子どものママ。当時はまだ子どもも小さく、旦那さんは激務のためほぼワンオペで育児をしていました。

「髪がボサボサになってきたな……」
普段は家事と育児に追われて忙しく、ゆっくり美容院に行く暇もなかったKさんは、すっかり髪が伸びてしまっているのを気にしていました。

「久しぶりにカットとカラーするか!」
Kさんは旦那さんが平日お休みをとった日に子どもの世話を頼み、やっと美容院に行くことができました。

美容院でカットやカラーをされている間は何も考えずにゆったり座っていられるし、いつも指名している美容師さんは聞き上手で居心地がよく、美容院で過ごす時間はKさんにとって貴重なリラックスタイムなのです。
「こんにちはー」
行きつけの美容院に行くと、なんといつもの美容師さんが急病でお休み。今日はほかの美容師さんが担当するとのこと。

急病なら仕方ないと案内された席に腰を下ろしたKさんの髪を見るなり、美容師さんはいきなりこう言いました。
「あらー、かなり傷んでますね。髪がかわいそう」
「はあ、だから来たんです」
いつもの美容師さんはそんなことを言わない人だったので、驚きつつもKさんはカットとカラーのイメージを伝えました。

失礼発言連発!

「全然ヘアケアしないんですか? ダメですよもっと大事にしないとー」
Kさんの髪をカットしながら、美容師さんはKさんの髪の傷みについて何度も言及します。
「ケアもできてないし、どうせブローもしないでしょうから乾かすだけでOKの髪型がいいですよ」
Kさんが伝えたカットのイメージにもダメ出しをして、美容師さんは自分に任せろと言ってサクサク髪を切り始めます。

「ずいぶん失礼な人だな……」
そう思いつつも、Kさんは黙って美容師さんにお任せしていました。

「今日トリートメント予約してないんですか? 美容院でトリートメントしないなんてありえない! なんのために来たんですか」
失礼発言連発のカットとカラーが終わったあと、やっとブローをしてくれるのかと思いきや、その美容師さんは30分かかる高価なトリートメントを勝手に追加しようとしました。

「今日は時間がないんですみません。トリートメントは次にします」
さすがのKさんも我慢の限界で、トリートメントは断りました。

忙しい中、せっかくの美容院だったのに少しもリラックスできず、ガッカリしたKさん。
帰り際に受付担当の人に、次回からいつもの美容師さんじゃないときは直前でもいいから必ず連絡が欲しいと伝えたそうです。

せっかくのリラックスタイムが残念な結末を迎えてしまいましたね。美容師さんが髪のことを考えてくれているのはわかりますが、人によってはダメ出しよりもただ労わって欲しいと思うこともあるでしょう。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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