実家から遠方に住み、仕事の忙しさから危篤の祖父への面会を躊躇していた友人。でも、母に言われた一言に胸を突かれて、行動を起こします。友人が、貴重な体験談を語ってくれました。
画像: 「お葬式に来なくていい!」母の一言にハッとした私 → 危篤の祖父が残してくれた最後の教え

「またか」と思った、祖父危篤の知らせ

実家から遠方に住んでいる私。

老人ホームに入っていた祖父が、いよいよ危篤と連絡を受けました。

でも私は仕事が忙しく、旅費の余裕もありません。

そして正直「またか」と思いました。

というのも、過去にも「危篤」との連絡を受けたのに、その後数か月元気に過ごせたことがあったから。

母の予想外の一言

「何かあったらすぐ行く。お葬式には出席するから」

そう母に伝えると、返ってきたのは予想外の言葉でした。

「……あんたね、お葬式なんて来なくていいから。死んでから会いに来てどうすんの! 生きてるうちに会いに来なさいよ。おじいちゃん、まだわかるんだから」

その言葉に胸を突かれました。

確かに、お葬式は遺影に向かって手を合わせるだけ。でも、生きている祖父と会えるのは今だけ。

旅費の工面に頭を悩ませましたが、母の言葉と祖父の命の時間を前に、理屈抜きで動くべきだと判断しました。私は慌てて荷物をまとめて、飛行機に飛び乗りました。

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