筆者の体験談です。
中学生の頃、秋の遠足でお弁当のデザートに持って行ったリンゴを「皮ごと丸かじり」した私。
後日、教師の一言で職員室の話題になっていたと知り、顔から火が出るような思いをしました。
いまもリンゴを見るたびに、懐かしく思い出すエピソードです。
画像: 「職員室でも話題になったよ」に、赤面! 遠足でリンゴを食べる中学生に、先生たちが笑ったワケ

リンゴ丸かじりがマイブーム!?

私は中学生の時、リンゴを皮ごとガブリと食べるのが大好きでした。
部活から帰宅し、夕飯までのつなぎにリンゴを丸かじり。
面倒がないし、食べるのに時間がかかるのも魅力。
どこから攻略していこうかとワクワクしながら食べるのを、楽しみにしていたのです。
両手で持ってかぶりつく瞬間の爽快感は、何度味わっても飽きませんでした。

遠足にも持参

遠足のデザートにフルーツを持っていくかと母に聞かれた私。
切らなくていいよと、私はお弁当のデザートにリンゴ1個をそのまま持参。
友人たちはきれいに切ったリンゴやフルーツをフォークで食べていましたが、私は洋服でリンゴを軽くふくと、ためらいなくガブリ。
皮のシャリっとした食感と甘酸っぱさを、遠足という屋外の空間でも楽しんだのです。

教師のひと言に赤面

後日、廊下を歩いていると教師に呼び止められました。
みんながお弁当を食べているのを見守っていた教師たち。
ナイフを持ってくるのは禁止なのに、私がリンゴを取り出したものだから、注目していたそうです。
そこで私が皮ごとガブリと丸かじり。
「どうやって食べるのかと見ていたら丸かじりでびっくりした」と笑いながら言われたのです。
その様子は職員室でも話題になり、しばらくの間『リンゴ丸かじりの子』と呼ばれていたそう。
ずぼら女子だとバレてしまったようで、思わず赤面してしまいました。

今も変わらぬ習性

大人になった今でも、リンゴを見るとつい丸かじりしたくなります。
そのたびに「私のズボラさは昔から変わらないな」と、この出来事を思い出して懐かしい気持ちになるのです。

人に笑われたことも、いまでは心を和ませる秋の思い出のひとつとなり、リンゴの甘酸っぱさと共に広がります。
あの頃の自分を思い出すたびに、少し照れくさく、でも愛おしく感じるのです。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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